本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

新着 中編
不思議なバスの話
不思議なバスの話
新着 中編

不思議なバスの話

22時間前
怖い 2
怖くない 0
chat_bubble 0
168 views

「もしもし、先輩!聞いてください、先週の仕事の帰りに、超不思議なことがあったんです!」

同僚の声は興奮で弾んでいる。冬の寒い夜、彼のアパートでの電話が始まりだった。

「おう、どうしたんだ?」

「実は、あるプロジェクトの打ち合わせが終わって、帰り道でのことなんです。いつも通りに電車で帰ろうとしたら、なんと、駅に着くと同時に目の前にバスが止まって!」

「それは運がいいな。どこ行きのバスだ?」

「それが、行き先はわからないんです。普段見かけないバスで…ただ、乗客が全員座っていて、妙な雰囲気でした。」

同僚は続ける。バスに乗ると、運転手は無言で、車内は異様な静けさに包まれていた。周囲を見渡すと、見知らぬ人々が彼をじっと見つめ、心の中に不安が広がっていく。

「途中、運転手が急に振り返って、私にこう言ったんです。『次の停留所で降りて、まっすぐに進んで!他の道には行かないで!』って。」

「それは怖いな。結局、どうなったんだ?」

「降りた先は、真っ暗な道でした。街灯も無く、ただのあぜ道。全然知らない場所で、周りは静まり返ってました。」

同僚は、道に迷うことを恐れ、言われた通りに進むことにした。やがて、目の前には古びた寺が現れ、そこで待っていた僧侶が彼を迎え入れてくれた。

「お疲れ様です。あなたを送り届けるためにタクシーを呼びます。」その言葉に少しほっとした彼。

「でも、帰ってから地図を見たら、降りたバス停がどこにも無いんです。道も寺も、全然違う場所にあるのに…」

「それは奇妙だな。バス停はどこにあった?」

「分からないんです。ただ、あのバスと運転手が怖くて…」

電話を切った同僚は、少し気がかりになり、次の日、寺に電話をかけてみた。

「はい、確かにその夜に女性が来て、タクシーを呼んだことがあります。」

驚いたことに、同僚が体験したことは本当だった。彼はその話を同僚に伝え、感謝の意を示そうと寺を訪れることにした。

「その節はお世話になりました。」と僧侶に言うと、僧侶は静かに頷いた。

「実は、あなたのような方が二人目なんです。以前にも同じような電話がかかってきたことがあります。」

「そんなことが…」

「恐らく、そのバスは、あの世に向かう人々を乗せていたのでしょう。あなたが乗ったことで、彼らは驚き、現世に戻すために急いで送り届けてくれたのだと思います。」

同僚はその言葉を聞き、言葉を失った。もしも運転手の言うことを無視していたら、どんなことになっていたのだろうか。

1 / 2

後日談:

後日談はまだありません。

アバター 001_001

はじめまして、よろしくお願いします。

投稿数 5
怖い評価 51
閲覧数 3.1k

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(0件)

コメントはまだありません。

0/500

・利用規約をよく読んで、同意の上でコメントしてください。

・連続コメントは禁止しておりますが、新規登録・ログインすることで、連続コメントも可能となります。

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.1.94

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

label 話題のタグ

search

【参加型】投稿企画・タイアップ企画

  • 心霊スポット
  • 意味怖
  • 学校
  • 禍禍女

一息で読める短い怪談

読み込み中...

じっくり染み込む中編怪談

読み込み中...

深夜に読むと戻れなくなる長編怪談

読み込み中...