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中編

理不尽

2日前
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30年ほど前、私が10歳になる前の出来事で、先日、母に改めて当時の状況を聞いた話です。当時のことと先日聞いたことが混ざりますので、分かりにくかったらすみません… 当時、遠い親戚に「なっちゃん」と呼ばれていた女性がいました。私が赤ん坊のころ、何回か抱っこしてもらったようですが、私が覚えているなっちゃんは、結婚式かなんかの親戚の大きな集まりの時に会った時のなっちゃんだけです。 二十代前半くらいの、ほんわかした感じの可愛らしいお姉さんだったです。 その集まりから三年後の私が八歳のころでした。 私の家に、これまた遠い親戚のばあちゃんが来ました。そして、母とそのなっちゃんの話しをしていました。 記憶しているのが 母「なっちゃん、本当に急でしたね」 婆「しゃんたい。アキさんが家に帰ったら、ずっと泣きよったて。何もなかったつに。そっから一月もせんで亡くならしたけん、理由も分からんてたい」 という会話です。 何だか怖い雰囲気でしたし、聞いていたら怒られそうな気がしたので、私はその場から離れました。 何年かに一回、ふと思い出してはすぐに忘れてしまうことを繰り返していたのですが、ちょうど先日、帰省したときに思い出したので、思いきって母にその事を聞いてみました。 母はためらいながらも話してくれました。 母によれば ・なっちゃんは確かに亡くなった ・なっちゃんは両親と弟の4人で普通に暮らしていた ・泣き始めた日も特に何もなかった。なっちゃんの父と弟は仕事に行き、仕事が休みのなっちゃんとなっちゃんの母が家にいた ・母が買い物に出かける直前まで、なっちゃんとは何気ない談笑をしていた ・一時間くらいで母が帰ったところ、納戸の奥にうずくまって、しくしく泣いていた ・怪我している様子などはないが、何を聞いても泣いているだけで答えない。食事もしなければ、睡眠もろくにとれない状態だった ・精神病院に連れていったけれど、「精神分裂だろう」くらいの診断しかつかず、入院したものの、泣くばかりで食事も睡眠も摂らず、手の施しようがなく衰弱してあっという間に亡くなった ・それまで、何かに悩んでいた様子はないし、トラブルもなく、遺品からも何かあったことを示すものはなかった。本当に「急に狂ってしまった」ようだったと聞いた とのことでした。 さらに、 ・通夜にお坊さんを呼んだ時、お坊さんは大変慌てた様子で、なっちゃんの棺に何か始めた。その時は、通夜の何かの儀式なのかお

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  • タイトルを『なっちゃん』とするべき
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