
中編
祖父の愛情と怒らせると怖い方々
けいすけ 3日前
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えました。
遺影の祖父は微笑んでいるように口元が動いていました。
その日の夢の中で、仁王立ちの祖父が黒い影に怒鳴り散らしていました。
「嫁入り前の娘の風呂を覗くとは…貴様…家の孫に手を出すとは…。」
「可愛い孫に手を出すとどうなるかわかりますね?」
胸ぐらをつかみ、睨み付ける私のお祖父ちゃんと同じく穏やかな口調で睨み付ける母方の祖父に賛同するように黒い影を睨み付ける曽祖父母の姿もありました。
…黒い影の話を職場の上司に話しました。
「それは怖い思いしたね。其処は男の人が首吊り自殺したのにその個室を使っているから問題になっているんだよ。二度といかない方が良いよ。」
…私達が入った部屋だったのかもしれません。
しかし、個人的には自殺者よりも怒らせると怖い人達がいます。
それは…私のご先祖様方です。
とても素敵な方々なので尊敬と感謝の気持ちは当然です。
しかし、怒らせてはいけない人達だと思いました。
後日談:
- 読んで下さり有り難うございます。 他にも沢山のエピソードがありますが、怒らせると怖いが優しい方々です。 誰かを大切に思う気持ちの素晴らしさを教えてくれました。 「所詮は感情の具現化した存在だよ。肉体が無いだけで生きている人間とかわりないよ。」 …と、曾祖母は夢の中で教えてくれました。 幽霊をみても余り怖くはありません。
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- 分かる分かる!でもそれって自分もいつかおばけみたいな霊的ものになるって言うことなのでしょうかね…ながた
- 強い味方が守ってくれるから安心ですね。 そして、やがて自身も守る側になるんですね(^ω^)匿名