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長編

お盆の踏み切りはあの世への入口

けいすけ 3日前
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るときに目を合わせないようにしていました。 すると、お婆さんは身体を滑らせるようにすーっと運転席の父目掛けて寄って来たそうです。 実は、その時に私はあることに気が付きました。 車がお婆さんの横を通り過ぎるときにはお婆さんは移動して私の横にいたのです。 窓の外からジーッと…見られていたみたいでした。 「塩撒け‼で、曾祖母ちゃん達に頼んできなさい‼」 「悪霊退散‼娘に触るんじゃないよ‼」 …母は物凄い力で塩を私の足首に投げつけました。 仏間に行き、線香をあげて手を合わせると…足首の跡は消えました。 「じいちゃん、曾祖母ちゃんと曾祖父ちゃん有り難う。」 呟く私に遺影の中の祖父は笑いかけてくれました。 「生まれつき霊感が強いみたいだし、優しい子だから心配だった。生きている人間でもあの世の輩でも可愛い孫娘に手出しはさせないわ。安心してね。」 「手を出してくる輩に言っておいて。私には怒らせると地獄に落とす怖いご先祖様が沢山いるってな。」 「お母さんとお父さんは心配ないな。栞はやっぱり見えるのか。しかし、霊感も悪いことばかりではないから、付き合い方を上手くしなさい。お母さんの言う事は間違いじゃないからな。」 その日の晩に曾祖父母と祖父が夢の中で助言してくれました。 「人は邪気を宿したり宿すような真似はしてはいけない。生きている人間が一番怖いの。でもね、人間が感じるプラスの感情は何よりの御守りだよ。だから、その御守りが増える生き方をしなさい。栞も後に産まれてくる子達に沢山御守りを渡してあげてね。貴女の霊感は悪いことばかりではないから。」 …曾祖母の言葉の意味を理解したのは去年の事。 長くなりましたが、以上が私が体験した恐怖の心霊体験です。 読んで下さり、有り難うございます。

後日談:

  • 因みに、祖父の好みのビールを買わず自分の好みのビールをゲットした兄は…振っても落としてもいないビールを開けた瞬間に勢い良く噴き出し顔にビールを飲ませていました。 「じいちゃんは大五郎かアサヒ派だ‼」 と…祖父に笑いながら言われたと兄が溢していました。 意外とお茶目な祖父と曾祖父母です。 今でも夢に出てくるこの人達を見て、この人達の孫で幸せだと思いました。

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  • (´・д・) 大五郎は焼酎だけどな
    (´・д・)
  • なんですか? 演劇ですか? 説明文と セリフが 綺麗にわかれてる
    消極ピエロ
  • もっといろんな話読みたいです〜!
    けろよん
  • 守られているから何時でも安心。
    匿名
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