
長編
心霊スポットで会った少女
匿名 2日前
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と訳の分からない事を叫ぶ橘。
ここから全員がパニックになった。
だが大野は、
大野「橘!お前ビビリすぎて幻覚見えてんじゃねぇの!?」
と橘に声を荒げていた。
当の橘は、
橘「は!?ウソじゃねぇーし!この目で見たんだよ!」
大野「いいから進むぞ!」
大野と佐藤を除く僕たち4人はずっとっていた。
僕たち6人はやっとの事で廃墟の中に入る事にしたんだ。
内装は屋敷?って感じだったんだ。
僕たちは、
僕「めっちゃ怖い。」
相原「幽霊出てきたらどうしよう。」
橘「さっきの女の子一体なんだったんだ?」
海老名「急に出てくんじゃねーぞ。」
大野「さすがにこんな所1人で来たら死にそー。」
佐藤「ちょっとだけちびりそー。」
と口々に話していた。すると、
「ねぇ」
とどこからともなく声が聞こえたんだ。
僕たち全員ビクっとなったはずだ。
怖いのを堪えて僕たちは声のした方へと振り向く。
そこには1人の白いワンピースを着た女の子がいた。
ここで何を思ってたのか人情の厚い相原が女の子に声をかけた。
相原「お嬢さん何でこんな所に1人でいるの?」
少女「だってココ私の屋敷だもの」
と本当かどうか分からない事を言い出す少女に僕たちは言葉を失った。
それもそのはず、急に現れてはこの屋敷の主人と言い出したのだから。
少女はさらに僕たちを唖然させる言葉を発した。
少女「私、実は、死んでるの。」
僕たちは本当に唖然としてしまった。
もう何が何だなんだか分からなかった。
少女「私たちね、強盗に殺されてるの。」
全員「え?」
少女「ある日の事。何気ない日だった。私たちはいつものように屋敷で暮らしていると、突然6人組の強盗が屋敷の中に入ってきたの。」
少女はどこか悲しそうな顔をしていた。
少女「そしてあっという間に私たちは殺されてしまったの。」
かなり酷い話だったので省略させてもらった。本当に可哀想だと思った。
相原「じゃぁ、何でこの屋敷に住み続けてるの?」
ココで相原が口を開いた。
少女「だって、まだこの屋敷に残っていたんだもん。」
確かに彼女は自分が死んでいることに気づいているのだが、やはりこの屋敷に未練があるようだ。
海老名「何でココに居続けていたの?」
少女「実はお母様に、ある手紙を渡したいの。」
橘「君のお母さん?」
少女「えぇ、そうよ」
橘「申し訳ないことを聞くけど君のお母さんはもう亡くなってたりするの?」
僕「おい橘!なんて事聞いてんだよ!」
橘の
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- 感動しましたー!結
- 感動した明太子パスタ
- 怪談の中で、数少ない感動です。 皆様は凄く温かいのですね。 お亡くなりに咲さんも皆様もきっとカムイに守られてます。アイヌ
- これ…本当の話なの?…だとしたら…凄いですね。K
- ええ話や、咲さんもお母さんに手紙読んでもらってよかったねぇ。りこ