
長編
見えないお友達
しの 3日前
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(おいおい!さっきから何、一人で喋ってるんだよ!)
R「Mちゃん!これっ!H君に貰ったのー!」
M「何?見せて?」
RがMに手渡したのはH君から貰ったと言う、ピンクの紐が付いた綺麗な鈴でした。
M「R?遊んでる時に無くしちゃったら困るからMがこれ、預かっておいてあげるよ!」
R「うん!じゃ、遊んで来る!」
M「車に気を付けるんだよ!H君のお家から飛び出しちゃ駄目だよ!」
二人??は又、H君の家の方へ走って行きました。手を繋いだ形で。
M「これ。今直ぐ捨てろ」
Mが渡して来たのは、RがH君から貰ったと言う鈴。
私「そんな事したら、Rが帰って来て大騒ぎになるやろ?」
M「ならない」
私「何で、言い切れんねん」
M「覚えてないから」
私「覚えてない?」
M「あぁ。帰って来たら忘れてるよ」
私「何で?」
M「そうしたから」
私「は??」
Mは10代の頃よりも更に霊感がパワーアップして居たので、ちょっとした霊とかならば祓う位の力も付けて居たのです。
私「あのさ…さっき一人で喋ってただろ?んでさ、R誰かと手を繋いでるみたいな感じだったけど」
M「見えなかっんだ?私にはちゃんと見えてたよ。可愛い顔した男の子。Rと手を繋いでた。一人で喋ってたんじゃ無くて、H君と話してたんだよ」
私「H君居たん!?何を喋ってたん?」
さっき私がMが一人で喋って居た様に見えて居た時…MはH君と会話して居たのです。
M「H君?何歳?」
H(7歳…)
M「そうなんだ!Rと一緒に入っておいでよ!お菓子とジュースあるよ!」
H(要らない…)
M「なんで?」
H(僕…入れないから…)
M「そうなの?なら、車に気を付けるんだよ?」
H(おばちゃん…全部知ってるんだ…)
っと…言う会話を。
私「僕入れない?」
M「うん。入りたいけど、この部屋には入れない。私もIも多少の者を祓う力が有るから」
私「全部知ってるんだ?って?」
M「僕が、生きてない事も何で死んだのかも全部知ってるんだ?って意味だろうな」
私「何で死んだのかも…」
M「H君は、自分の家の前で車に跳ねられて死んだんだ」
私「あっ!だから、さっきRに(H君のお家から飛び出しちゃ駄目だよ!)って言うたんか?」
M「そう」
私「R大丈夫かな!!」
M「大丈夫。ちゃんと帰って来る」
私「ホンマに??」
M「あぁ。鈴、捨てたからな」
私「あの鈴なんなん?」
M「H君はいずれRを一
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- Mさんスゲェな❣️男の子も可哀想。だけど、鈴渡した時が怖かったなぁ、私もこうゆう話の方が好きだな。K M
- こたくんさん。コメントありがとうございます。 Mは優しいですよ笑 色々有りますけど笑笑mie
- Mさん、すごいですね。 今回は、怖さはないけど、Mさんの優しさが、どっからか伝わってくる感じでした。こたくん
- 匿名さん。コメントありがとうございます。 きっとそうでしょうね。 子供が亡くなると言うのはやりきれないです。 子供の霊が関わって来る話はもう1話有りますので書かせて頂きます。mie
- H君はずっとひとりで寂しさに耐えていたんですね。なんか切ないくて心が、痛いです。この子が幸せになれますように……匿名