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ハンカチ落とし
長編

ハンカチ落とし

匿名 19時間前
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っと鬼にし続けようというのです。 運動神経がすこぶる悪いBさんはこういったゲームがとても苦手でした。 彼女が相手ならば余程の事でもないかぎり鬼が追いつかれたりはしません。 つまり簡単に鬼役を押し付ける事が出来るのです。 そうなればBさんは永遠と立ったりしゃがんだり、みんなの周りをグルグル回ったりを続けなくてはなりません。 やってる事は普通の遊びのはずなのに、実際はある種の拷問のような行為。 思わずよく考えついたものだなとAさんは関心してしまいました。 「ちょっと!あたしさっきも落とされたんだけど!」 不意に大きな声が聞こえて横を見てみると、Eさんの元に落とされたハンカチがBさんに向かって投げつけられていました。 「あたしはもういいから次は他の人にしなさいよ」 投げられたハンカチを渋々拾ってBさんはまた回り始めました。 しかし他の人もみんな「さっき落とされた」「あたしも」とハンカチを投げ返していきます。 必然的に選ばれるのはさっきから一度も落とされていない一人の女子でした。 (嫌な予感がする・・・) Aさんにはこのイジメの最後のオチが見え始めていました。 出来れば自分の所に落とさないで欲しい。 無理だと解っていてもそう願わずにはいられませんでした。 ぽとっ。 Bさんが自分の背後を通り過ぎるのと同時に何かが落とされる音が聞こえました。 (・・・・まぁ、そりゃ無理か) 周りを見るとEさんが「解るでしょ。やりなさいよ」と訴えるような目で睨んでいます。 逆らったら何をされるか解ったもんじゃありません。 仕方なしとゆっくり立ち上がろうとした時、Aさんには見えてしまいました。 Bさんのとても安堵している顔が。 その表情についにAさんの怒りは限界まで達しました。 私ならなんとかしてくれるとでも思ったの? 都合の良い時だけ人を利用しようとするなんて・・・ そもそもこうなる事まで予想して巻き込んだんじゃ・・・・ Aさんにはもはや情けをかける気持ちは全くありませんでした。 「はい」 相変わらずトボトボと歩いていたBさんに後ろから一瞬で近づくと、握り締めたハンカチを背中から押し当てました。 「えっ・・・・」 振り返ったBさんはまるで幽霊でも見たかのように驚いていました。 あんぐりと開いた口からは今にも「助けてくれないの?」と聞こえてきそうでした。 その表情があまりにもムカついたので「もっかいあんたの番だね」といらない一言を告げてから、元

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  • そもそも運動神経がわるいんだったら走り込みをすればいいじゃんか
    あいふ
  • そもそも運動神経がわるいんだったら走り込みをすればいいじゃんか
    あいふ
  • Bさんのメンタルが弱すぎる
  • まあまあ良かった。 おもろかったよ。 こういう長文の方が読み応えあって良き
    名無し
  • Aさんは何処い・・・・
    墓場
  • みんなが行方不明になっているのにAさん目線はどうなっているの
    名無し
  • Bさん流石にちょっとやり過ぎかなぁと思った。 ハンカチ落としを素直に断らない所やAさんが助けてくれると勝手に思っちゃってる所とかなんか嫌。
    大学芋
  • 死んだもん勝ちだね。
  • クッソこええ 夜中トイレいけなくなったぞ! どうしてくれるんだ!!
    伝説のサバイバー
  • いじめる方も難あるけどね
    愁水@凛
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