
長編
ハンカチ落とし
匿名 9時間前
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なりました。
その顔を見てニコリと笑ってからEさんが言いました。
「あんたも来てよ」
その後AさんはBさんと共にEさんのグループに体育館まで連れて行かれました。
Aさんからしたらとんだ、とばっちりです。
それなのに巻き込んだBさんはというと、何処か少し嬉しそうな表情をしていました。
それがAさんの苛立ちをさらに加速させました。
体育館に到着すると、昼休みという事もあり結構な数の生徒がいました。
一階には、ほぼ使えるスペースがなかったので2階の卓球台と周辺で遊んでいた下級生をどかしてそこでやる事にしました。
メンバーはAさん、Bさん、Eさんグループ6人、の計8人。
「最初は私からやるから」と言っていたEさんを除いた7人が円になって座り『ハンカチ落とし』は始まりました。
タッタッタッタッ
結構な早足でEさんはみんなの周りをぐるぐると回っていきます。
すると突然Bさんの後ろに立ってBさんの頭を軽く叩きました。
「ちょっと、もうとっくの昔に置いてるんだけど~」
見るとEさんの両手にはすでにハンカチは握られていませんでした。
いつの間にかBさんの後ろにハンカチを落としていたのです。
「あっ・・・・」
「ほら、早く立ってよ。あたしが座れないじゃん」
いそいそと立ち上がるBさんに変わってEさんがその場に座り、すぐにゲームが再開されました。
Bさんはトボトボと歩きながら、そっとEさんグループの一人の後ろにハンカチを落としました。
あまり上手い落とし方には見えませんでしたが、落とされた子が立ち上がるのが遅かったのでなんとかBさんは捕まる前に座り込む事が出来ました。
次に鬼になった女子は腰を屈めながらトコトコと素早く全員の周りを回り始めました。
そしてBさんの後ろ側に立つと、ハンカチを彼女の背中に投げつけると同時に走って逃げ出しました。
Bさんは慌ててハンカチを拾い彼女の後を追いましたが、運動神経の悪いBさんでは追いつくのは到底無理な話です。
半周もしないうちにBさんが元いた場所に座り込まれ、Bさんはまた鬼となりました。
それ以降もBさんが誰かにハンカチを落とすと、落とされた子は仕返しのように必ずBさんにハンカチを落としていきました。
Bさん~誰か~Bさん~誰か~Bさん~、という流れが暫く続きました。
(あぁ、そういう事か・・・・)
途中までこれがどういったイジメなのか解らなかったAさんも次第に理解し始めました。
要はBさんをず
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- そもそも運動神経がわるいんだったら走り込みをすればいいじゃんかあいふ
- そもそも運動神経がわるいんだったら走り込みをすればいいじゃんかあいふ
- Bさんのメンタルが弱すぎるあ
- まあまあ良かった。 おもろかったよ。 こういう長文の方が読み応えあって良き名無し
- Aさんは何処い・・・・墓場
- みんなが行方不明になっているのにAさん目線はどうなっているの名無し
- Bさん流石にちょっとやり過ぎかなぁと思った。 ハンカチ落としを素直に断らない所やAさんが助けてくれると勝手に思っちゃってる所とかなんか嫌。大学芋
- 死んだもん勝ちだね。。
- クッソこええ 夜中トイレいけなくなったぞ! どうしてくれるんだ!!伝説のサバイバー
- いじめる方も難あるけどね愁水@凛