
長編
ハンカチ落とし
匿名 19時間前
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始めました。
「この[ハンカチ落とし]はもう終わりなんだよAちゃぁん。だってそうでしょぉ?参加してるのはもう私とあなたしか残っていないんだからぁ・・・・」
Aさんの体の震えが一瞬で止まりました。
次の瞬間、Aさんは後ろに振り向き無我夢中で逃げようとしました。
しかし後ろから首根っこを凄い力で掴まれると、後は為す術もなくもがき苦しむ事しか出来ませんでした。
ズルズルと体を引きづられ意識が遠のいていく中で、微かに耳元で声が聞こえました。
「大丈夫、寂しくないよぉ。もうみんな待ってるからぁ」
~その後の話~
ある日の休日、20代前半の男性がとあるマンションの管理人に苦情の電話をしていました。
苦情の内容は「夜中に上の階の部屋からドタドタと走り回る音がする」というものでした。
最初は丁寧な対応をしていた管理人も、苦情の内容を聞くと急にオドオドした声に変わっていきました。
男性にはその理由がすぐに解りました。
その上の階の部屋というのがつい最近、母子家庭が共に自殺した部屋なのです。
今も空き部屋となっている部屋から足音が聞こえるなんて言えば、それは不安になるのも当然なのかもしれません。
しかし男性はその手の幽霊だとかの話は全く信じないタチでした。
「大方どっかのガキが肝試しとかやって侵入してるんですよ。だからちょっと中を見て確かめて欲しいんです」
「は、はぁ・・・・・・解りました。中をちょっと見るだけなら・・・・」
管理人はなるべく早い時間のうちにしたいと言うので、昼過ぎ頃にこちらに来るという約束をして電話を切りました。
「そんなに怖がるもんかねぇ。まぁ俺は格安で住めて助かってるけど」
それから昼食を軽く済ませると、すぐに管理人は来てくれました。
何故か懐中電灯に加えて警棒のような物まで用意していましたが「まぁ、念の為にね」と苦笑いしながら答えるのを見ていたら色んな意味でこっちまで不安になりそうでした。
問題の部屋の前まで来るとなんとなく、何処か異様な雰囲気みたいなものは確かに感じられました。
確かにここならば肝試しをするにはピッタリの場所でしょう。
一歩後ろで身構えていた管理人に男性が「お願いします」と道を譲ると、渋々とポケットから鍵束を取り出し部屋のドアを開てくれました。
ギィーッ
玄関の周辺は至って普通でした。
特に荒らされた様子もなく、誰かが無理に侵入したような形跡も見られません。
「も、もういいんじゃない
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- そもそも運動神経がわるいんだったら走り込みをすればいいじゃんかあいふ
- そもそも運動神経がわるいんだったら走り込みをすればいいじゃんかあいふ
- Bさんのメンタルが弱すぎるあ
- まあまあ良かった。 おもろかったよ。 こういう長文の方が読み応えあって良き名無し
- Aさんは何処い・・・・墓場
- みんなが行方不明になっているのにAさん目線はどうなっているの名無し
- Bさん流石にちょっとやり過ぎかなぁと思った。 ハンカチ落としを素直に断らない所やAさんが助けてくれると勝手に思っちゃってる所とかなんか嫌。大学芋
- 死んだもん勝ちだね。。
- クッソこええ 夜中トイレいけなくなったぞ! どうしてくれるんだ!!伝説のサバイバー
- いじめる方も難あるけどね愁水@凛