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ばりばり
長編 emoji_events 殿堂入り

ばりばり

匿名 42分前
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たことがある。 あのばりばりというメッセージも前の夢で自分が書いたものなのだろう。 この扉を出てすぐ右手にフェンスを切り取って作ったような簡単なドアがある。 前の夢ではそこを出た瞬間に目が覚めたのだ。 だから、ゴールが近いということを知っていたから「助かった」などと言ったのだ。 例えばりばりが追っかけてきたとしても、ダッシュで走ればもう追いつかれないという自信すらあった。 そう思って、私は扉のほうを見た。 絶句した。 私が通っていたころのその扉は常時開け放たれていた。それなのに今は閉まった状態であり、おまけにごつい錠前までしてあった。 「うそ・・・うそうそウソだろふざけんっ!!!」 私はすっかり忘れていたのだ。 最近小学校や中学校も物騒になってきており、登下校時間以外は全ての門を閉めておくことになっていたのだ。 私が前にこの夢を見たときにはそんな規則はまだ なかった。だから門はいつも開いていた。 私はどうしていいか全く分からず、天を仰ぎみた。 すると、トイレの窓から誰かがこちらを見つめて いるのに気がついた。 ばりばりと目が合った。 鳥肌がぶわっとたった。全身の毛穴が開く感じ。 背筋が凍ったような気がして、体温も急激に 下がっていった。 「逃げなきゃ!逃げなきゃ!逃げなきゃ!」 私はとにかく走った。 あいつから少しでも離れなきゃいけなかった。 そこで私は思い出した。 たしか給食センターの車が入る門がある。 あれはかなり低いのでよじ登ることだってできるだろう。 そこへ向かってがむしゃらに走った。 確かめてはいないが、すぐ後ろにばりばりがいるってことが何となく分かった。 しかも自分より速い。 50Mもしないうちに追いつかれるような勢いだった。 もうここからは感覚というものがほとんど無かった。ただ走って、門が見えて、それを全身で 這うようにして登った。最後は転がり込むように門の外へ身を投げ出した。 「助かった。今度こそ」 そう思った。わけもなく。 ただ絶対自分は助かったという安心感があった。 私は視線を外から学校へと向けた。 ばりばりとの距離がどれだけ縮まっていたのか確かめておきたかった。 振り向いた瞬間、 私は再び肝を冷やした。 ばりばりとの距離は無きに等しかった。 もう目と鼻の先にあいつがいた。 私の頭蓋骨を両手で掴みとらんとばかり

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  • 夢の中でトイレに入るくらい普通にあるしそこまでパ二くらなくてもいいと思うけど、 前にもみたような景色で何となくトラウマだったのかなあ ばりばりさん怖いね、、、
    にゃんころちゅ
  • 俺もタオパイパイに追われる夢みたことあるよ
    あかさたな
  • ばりばり〜ぃッ☆
    名無しさん
  • 最初のメモわけわかめすぎたw
    名無しさん
  • 最初のメモわけわかめすぎたw
    名無しさん
  • 「寝たまま死んでしまった」ぐらいではニュースにならないですよね…
    野比のび助
  • つまり、バリバリ最強ナンバーワン。ということですね?
    レモン100個分のレモン
  • アンティミテットルールブック!僕はキメ顔でそう言った ヨツギスキルで逃げるべきだね。
    希月 伊織
  • 猿夢に似てるのか。 どちらも見たくないが。
    ゆーへー
  • 色々と頑張ってください
    じゅん
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