
(「プロローグ 仲良しの女子高生4人組」の続き)
・・・
桜子は元1年2組の優菜、希美、琴音とともに新クラス発表をドキドキしながら待っていた。
「桜子、一緒になるといいね!」
希美が言った。
理系志望の桜子は、同じく理系の希美や優菜と同じクラスになる可能性はあるが、希美は文系志望のため、他の3人とは同じクラスにならないことが分かっていた。
希美はそれでも明るく、
「クラスが別々になってもずっと一緒だよ!」
そして、あまり見たことのない先生が3人ほど模造紙を持って現れた。誰が新しい担任か分からなくするために、普段関わらない先生が来るのだろうか。
そして2年1組から順に貼られる名簿。男女問わず歓声が聞こえる。
「やったー、同じクラスだ!!」
「マジかよー!!」
あたりはさながら合格発表のような雰囲気だった。
2年生からのクラスは、1〜3組が文系、4〜6組が理系クラスになる。
高校2年生のクラスはそのまま3年生に持ち上がりになるため、生徒にとってどのようなクラスになるかはとても重要だ。
2組、3組・・次々に貼られていく新クラスの名簿。すると優菜が
「私、3組だ!みんなと別れちゃったね。」
そして5組の名簿が貼られたとき、桜子は瞬間的に自分の名前を見つけた。
(5組 39番 山倉 桜子)
「あった!」
「私も5組!!やったぁ!」
桜子は声のした方を反射的に見るとそこには琴音がいた。
桜子は名簿をもう一度見ると
(5組 3番 井上 琴音)
「え!琴音も!!」
歓喜して抱き合う桜子と琴音。すると希美が
「私6組・・。」
少し落ち込んだ様子の希美だった。希美も少し残念そうだった。琴音は
「2人とも元気出して。新しいクラスでもいい友達できるよ!」
優菜も
「そうだね。ときどき5組や6組に会いにいくよ!」
「うん、ぜひ来て!」
新クラス発表のあとは、始業式のために体育館に向かう。クラスごとに列を作らないといけないが、並び順などはバラバラでよい。
桜子と琴音が5組の列に並ぶと、前は知らない男子のグループが固まり、後ろも見たこともない女子2人が話していて、同じ学年でもまだまだ知らない人がいることを改めて感じた。
校長先生の話が終わると、いよいよ担任発表。
2年1組から順に、担任の名前が発表される。大抵は1年からの持ち上がりが多かったが、
「5組 平松 佑子 先生」
後日談:
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