つ○」でも見るぞと思い、ワクワクして特訓を受けていた。 そんな、楽しいことを想像していた夕方の5時くらい。 一本の電話と共に私の耳に悲報が届いた。その内容は今でも思い出したくない。 父からの電話で曽祖母が危篤状態であるとの情報が入った。「ガキつ○」や特訓どころじゃない。 すぐに父が車で迎えに来て曽祖母の寝る病院に向かった。 頼むからもう一度だけ合わせてくれという願いは叶わず車で向かっている途中に母からの電話で曽祖母が亡くなったことを知った。 母の声は悲しみと興奮で荒げていて、私と父は車で声を出して泣いた。 遺体安置所に置いた後の先生との話では大晦日に亡くなる方は他の日に比べ多いという事だった。 　年に一度の年変わりは曽祖母の死とともに私の時から去って行った。 私の受検の結果は曽祖母の遺骨とともに僧におさめてもらった。 　そして、一通りのコトを終えて、一段落ついた頃。私は、祖母の家に家族で遊びに行った。そこで、私は祖母と曽祖母の死についての話になった。 私「実は曽祖母の死の2ヶ月前から黒い影を何度も見てたんだよね」 というと、祖母は私を見て目を丸くした。 祖母「母も『私最近黒い影に追いかけられてて怖いの』って言ってた」 私は受験準備中の事を思い出した。どうやら、私の見た黒い影は幻なんかじゃなかったらしい。そして、その影は曽祖母の死に直結していたと。私はなんと言っていいかわからずそこにい尽くすだけだった。 曽祖母の見ていた事が私にも見えていたという事…？ 　と、体験談はここまでみなさん知ってますか？ 死ぬ前って、黒い影に追いかけられる幻を見るらしいですよ。 もしかしたら、僕も死亡リストの1人だったかも。 みなさんは、どうですかね？