
長編
オカルト信じてないのに
もつ 3日前
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屈を組み立てて結論づけた(少し無理やりだったが)。
まぁ、生活の乱れが矯正されたのは、素直に「母さん、ありがと」と心で唱えてたけど。
ある日、さらにおかしなことが起き始める。
私の外出時、誰もいない台所、リビングのガラス窓に人影が動くのを友人や周辺住民が多数目撃、階段だけだった足音は部屋の中や他の場所でも起こり、ラップ音のような謎の大きな音は自分がいる部屋の中でも突如発するように。なんか現象の範囲が広がってねえか?内容も明らかに変わってきている。
これまで「誰かが私に存在を知らしめようとしている」状態だったのが、「家の中をうろつきまわっている」現象に変わり、さらには「誰かが悪意を示し、脅そうとしている」と感じるように至った。
あまり思い出したくないけど、居るはずのない2階で誰かが走っている音がする、風呂に入っているとガラス戸に人影が映る(なぜか子どもなんだ)、電話が鳴ると無言、そして微かな子どもの笑い声、など。
私の状況を心配した近所の幼なじみが時間の許す限り家で私と寝食を共にしてくれて、そのおかげで何とか暮らせる、という有り様。その頃、私は無事に高校を卒業したものの、大学進学で浪人していた。
夜遅くに帰宅したある日、駐車場に自転車を止めて勝手口から鍵を開けようとすると、強烈な「嫌な気配」を胸で感じた(頭で認識するというより、その刹那に胸で受け止めたって感じだった)。
いま入ってはいけない気がして、随分迷ったけど入るしかなくて、鍵を回した瞬間、勝手口のドアが「ドーン!」という音。いや、ほんとびびった。そしてすぐに強い怒りが噴き出してきて、力いっぱい何度も壁を踏み蹴って何やら叫んでしまい、少し離れた隣家の旦那さんが驚いて出てきたほど。
そしてそのまま家を離れ、深夜なので友人宅に向かうこともできず、その日は海の近くの公園で夜を明かした。
その後、これらの出来事を家族に相談。父「家にばかりこもってないで外で身体を動かせ」、姉「すぐに心療内科に行け。二度と連絡してくるな」という有り難いお言葉。相手を間違えた。
友人たちに相談し、対策を練る。
私が遭遇した現象と、家で友人が見た出来事をまとめてみると、「忌々しいもので、家から追い出そうとする勢力」と「何かを訴えようとしているもの」の大きく二つに分類できた。何か悪いものを招き入れてしまったのかも。
「私が家の主人だという強いアピールをしてみては」という友人の提案に従うことに
この怖い話はどうでしたか?
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- ハァ。すみません。自分は、内容を理解していないようでございます!夢
- 最後に残してく書き方怖い...はらみ
- ご返答ありがとうございます^^私も14歳の時でしたね(^^;両親が一戸建てを新築して母が亡くなり、その後慣れない家事等苦労しました。ほとんど家に居ない父や姉に怪奇な事が起きてる話をしても、夢だの何だのと当時は信じてもらえなかったです。何物かに首も絞められ朝にはアザになる程の恐怖にも耐えましたが…………極度の恐がりになられたのですね(>_<)レムリア
- 似た体験をされた方がいらっしゃるとは。心中お察しいたします。私はあの事件以降、なぜかは不明ですが極度の怖がりになりました。Siek
- 読ませて頂いてビックリしました。同じ境遇、同じ様な体験をされた方がおられたとは(^^;これまた不思議です。レムリア
- 友達に恵まれて羨ましい限りです。よく耐え抜きましたね。凄い人です(^-^)匿名