
短編
レインコート
ああ 2日前
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つい最近体験した話
私は東北地方に住んでいて
田舎から都市の方に最近引っ越して着ました
まだ学校に馴染めず部活帰りに本屋に寄ろうと駅に向かう所でした
駅に向かっている時、レインコートを着た少女が
道を1人で歩いていました
私は「今どきレインコートなんて珍しいな」
と思いましたが、特に気にならずそのまま少女と
すれ違いました
その時に違和感を覚えました
「雨も降ってないのにレインコートを来てるんだ?」と
実はその日は嫌になるほど晴天でカッパなんて着る必要無いのですが
私は思わず振り返って居ました、少女の足下から
血が滴っており足首は完全にひしゃげておりレインコートは所々穴が空いていました
「お兄ちゃん」
と少女はクルリと振り向き幼い声で
「遊ぼ」
と言って私に駆け寄って来るのです
その時に私は少女の顔を見ました、その幼い顔には目と鼻と口が全てくり抜かれたようにポッカリ穴が空いており穴から赤黒い血液が溢れてくるのです
流石にヤバいと思い全速力で家に帰って行きました
振り返っても少女はいませんでした、しかし今でも私は少女の顔の穴をはっきりと覚えており、その道はその後通ってません
しかし少女がなぜあそこの道に居るのか、とても気になりますが、親に聞いてもあの道では特に何も無かったそうです。
後日談:
- ちなみに幼女(の幽霊)は初めて見ました
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chat_bubble コメント(2件)
- ぼくだったら「かわいそうに...」と言って一緒に遊んでしまうかもしれません。創作金縛り話
- 少女は成仏出来ず、ひとりぼっちで、さまよっているのかも。切なくなります。匿名