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長編

夏の夜の体験

ひろ 3日前
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・・・ ガタガタガタ・・・ ガタン! と、ロフトの下から、まるで家具を動かしているような音が聞こえてきました。 ゾゾッと悪寒がはしります。 ゴト、ゴト・・・・ ガタン・・・・・・・・・・・・ しばらくして物音が止みました。 すると突然、 「わははははははははははははははははははははははは!」 耳元で何者かが笑い出したのです。 ゾッとして、私は目をぎゅっと瞑りました。 「わはっははははっはっはっはははははっはっははは!」 声の様子では壮年期の男性です。 やめてくれーーと心の中で叫んでいると、 「うふふふふっふうふふふふふふ」 「きゃはははっははははは」 「あっはははははははは」 「うひひひひひひいひひひひ~」 「わはははははははははは!」 どんどん色々な笑い声が増えていったのです。 近ければ耳元で、遠いと数メートルも十数メートルも向こうの方から聞こえている感じでした。 とにかく何十人もの人々の笑い声が私を包んだのです。 全身冷や汗です。鼓動はバクバクです。 そして突然体がぎゅっと押さえつけられたように重たくなりました。 何かが胸の上に乗っているようにも、手で押されているようにも感じました。 私は絶対に目を開けませんでした。 そしてしばらく耐えていると、 「はははははははははははははははは!・・・・・・・・・わぁっ!!!!」 と一際大きい声を最後に、全ての笑い声がぴたりと止まり、体も軽くなりました。 そして金縛りも解けたのです。 心臓が激しく鳴っていました。 恐る恐る目を開けると、静かに眠っているAの姿と、何ら変わったところのないAの部屋がありました。 私は眠りにつくまで、それからしばらく時間がかかりました。 翌朝。 Aにそのことを話すと、なんと、 「・・・その笑い声、俺も聞いたことあるよ」 と言い出しました。 一体笑い声の主が何なのかは分かりませんでしたが、この後不思議なことがあったのです。 ある日Aが寝ていると、夢の中に死んだおじいちゃんが出てきたそうです。Aが大好きだったおじいちゃんで、いつもAのことをかわいがってくれていたそうです。 そのおじいちゃんが夢の中で、Aのことをぎゅっと抱きしめて、 「もう大丈夫だよ」 と一言告げ、消えていったそうなのです。 そしてこの夢を見た日から、あの笑い声は一切聞かなくなったと

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  • どゆことー?
    ゆいちん
  • Aは途中まで女友達と思ってたら彼氏だった…?
    まぁさ
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