思い出したから投下↓　　 小学生高学年の頃、休みの日に家でくつろいでたら玄関から俺を呼ぶ声が聞こえた。 玄関に向かうと、同じ小学校の1年先輩と同級生がいた。 時刻は7時頃で辺りはもう、暗い。 『どしたん?』 『今からサッカーしようや!』 『どこで?』 『小学校で! 面白いやろ!!』 今考えたら、何が面白いんかさっぱり解らんが 当時は子供やったし暇やったし家に居るよりかはマシか?と思い 『行く!』 と了承した。 母ちゃんに適当に言って 家を出て、6人くらいで小学校に向かった。 『こんな暗い中、校庭でサッカーするってワクワクするな!』 先輩は明らかに浮き足立ってる。 小学校に到着。 実はこの小学校、度々霊が出ていて当時色んな奴が目撃してたし、俺も昼間から何回も見た。 噂では小学校が建つ前は巨大な墓地やったとか、巨大な畑やったが戦時中に空襲を受けて燃え尽きたとか言われてた。 当たり前やけど、校庭は薄暗くかろうじて仲間とボールが見えるくらい。 3vs3でサッカーが始まった。 『暗いな!』 『ボールが見えんぞw』 『そっちいった、いった!!』 最初は子供らしくキャッキャッ言いながら 騒いでた。 しばらく経って、仲間がシュートを放った。 点が入る 『イェー!』 『ナイスシュート!!』 騒ぐ俺等チームをよそ目に、相手チームのキーパー役の奴が.. 呆然と立ち尽くしてる。 .. 『オイ! どしたん?』 ソイツをよく見ると、ブルブル震えてる 『ハ? アイツどーしたん??』 ソイツは震えた声で言った。 『オイ.. アレ!!』 指差す方を見ると サッカーゴールの裏手の斜面から ザクッザクッザクッザクッ 足音が聞こえた。 『ん?　なんや??』 みんなが注目する。 次の瞬間 軍服を来た兵隊が10人くらいで固まって 恐ろしいくらいの無表情で コッチに行進してきた。 !? 平成の世に こんな時間に こんな場所に どー考えてもおかしい.. 『うわぁぁぁ!』 場は一瞬で大パニックになった。 『逃げろ、逃げろ!』 『ヤバいぞ!!』 6人が一斉に校門に向かってダッシュした。 走りながら、好奇心からか? 俺はもう一度見た。 こんなにも暗いのに 不思議な程、兵隊達が ハッキリと見えた.. 『今日はもう帰ろう!』 『今日の事、みんな