
長編
賭け
匿名 5日前
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けいただきます」
「まあとりあえず、朝飯まだだろ? こっち来いよ」
昼前に先輩と会うのは珍しいことだ。
幹線道路上によくあるGのつくファミレスに集まった。
「何でも頼んでいいぞ。おごってやる」
「先輩……。ありがとう御座います」
「いいって、いいって。昨日は迷惑かけたからな。侘びと、お礼も兼ねて。安いもんだこれくらい」
「そんな、気にしなくてもいいですよ……お礼?」
「おお。ダフ屋にチケット売ったら、財布パンパン」
「先輩。それが目的だったんすか?」
「俺でも知ってるチケットだったから高く買い取ってくれるとは思ったけど、あんなに高いとは思わなかった。男の裸のガチンコ見て何が楽しいんだろうな」
先輩、そのセリフ、色々な人たちを敵に回しそうです。
「そうっすか。良かったじゃないですか。僕のエビたちも浮かばれます」
「そうだな。まあ集団ヒステリーの典型みたいなのが見れていい経験にもなったわ」
「でも先輩も酷いですよね。僕たちが幽霊呼び出しておいて、何でいるの? って酷すぎですよ」
「ああ、どういう構造か知らんけど、よく出来たゲームだなあれは」
「こっくりさんがですか?」
「おお。人間がああいう状況下に置かれると、見えもしないものが見えちまういい例だ。ストレス起因なのか、もしくは暗示なのか」
「え? もしかして先輩にも見えてたんですか?」
「そりゃ見えるだろ。お前見えなかったの?」
「いや、後ろに何かいるなあ、とは思ったんですけど」
「後ろ? ふーん。こんな話知ってるか――」
――学生を対象にこっくりさんの実験を行ったんだと。
例のごとく質問したらしい。
ある程度の質問が終わった。
被験者の名前とか初恋の相手とかな。
その後、被験者には知りようもない質問をしたんだ。
結果としてこっくりさんが答えたのは外ればかり。
昔のことから現在のことまで色々な質問をしたが、答えは全て外れ。
結局こっくりさんは事前情報ありきの集団ヒステリーという結論に。
もっと噛み砕くと、こっくりさん自体が有名すぎるために、無意識の筋肉の動きを意味が繋がるように被験者全員で動かしてしている、ってこと。
ああいう毛色のイベントは何かが起きて欲しいという期待を持ってするものだからな。
もちろん今回の賭けも俺も含めてみんな何がしかの期待をしていただろう。
あの質問は俺たちが分からないものにしただけ。
それっぽい質問でな。
で、お互いの証言に修正を行わせないた
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chat_bubble コメント(10件)
- 途中の師弟関係的なグダグダ感がないと、もっと読みやすいぴょん吉
- 最後まで読む気がしないまい
- 話し手が一番「パシリさん」だと感じたのは俺だけ?おもち
- 私の父が昔、コックリさんやって頭おかしくなった人がいたからコックリさんだけはやめなさいって言ってた。はぁと
- 話しの無駄が多い。オカルト好き
- 途中の解説だるキムキム
- この話結構好き
- わかる匿名
- 確かにめんどくさい
- めんどくさい