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長編

賭け

匿名 2013年8月11日
怖い 790
怖くない 674
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恐怖が僕を包む。 僕の後ろから腕を伸ばして、テーブルの上に指を置いている。 想像すると恐ろしい。 「こっくりさんは死んでいますか」 先輩が急に口を開く。 ぐうっと、一回動くと同時に、その動きが激しくなる。 ぐるぐると10円玉が動き続ける。 止まらない、止められない。 「こっくりさんは死んでいますか」 先輩が質問を繰り返す。 動きはしつこく同じ場所をなぞりながらも右へ左へと滅茶苦茶に動く。 先輩の低い声が部屋に重く響く。 「こっくりさんは死んでいますか」 何の意図があるのかが分からない。 ますます動きが強くなる。 動きが激しくなる。 腕が痛い。 指先を離してしまえば楽になるかも―― 「こっくりさんは死んでいるんですよね」 今度は細かく速く右に左に動く。 はい、のところを何度もなぞっているのだろうか。 「死んでいるなら、何でここにいるんですか」 ピタリ。10円玉が止まる。 「死んでいるのに、何でいることができるんですか」 10円玉は動かない。 ひた ひた ひた ひた ひた ひた ひた―― 足音が遠ざかっていく。 耳鳴りが徐々になくなってくる。 しばらく誰も動かなかった。 サオリさんが終わりの儀式をした後に電気を点ける。 「いやぁ怖かったな、今の」 「ホント、すっごいはっきり見えたよ」 「何言ってんすか。真っ暗で何も見えないっすよ」 「いや、かなりはっきり見えたぞ」 「うん」 「そんじゃあ、コレにその特徴書いてよ」 二人は今しがた見た不思議な現象の主の特徴を書き始めた。 パシリさんの書いた内容。 背の高い女。 帽子。 濡れている。 片足のヒール。 裾の汚れたワンピース。 猫背。 サオリさん。 小学生くらいの男の子。 坊主頭。 ホクロ。 垂れ目。 名札かタグのついたセーター。 顔色が悪い。 一致するところが一つもない。 これは……。 「つーわけで、賭けは俺の勝ちだな」 先輩はパシリさんからチケットを奪い取った。 皺が出来ないように大事そうに財布へ。 「待て待て! ありえないだろ。サオリちゃん何コレ? あんなにはっきり見えたのに?」 「それはこっちのセリフだよ。ホントに見えたの?」 「どっちでもいいよ、幽霊なんていないから」 「もう一回やらせろ。今のはおかしいって。他の人呼んでこい」 「ムカツクー。アタシちゃんと見えたもん。嘘なんてついてないもん」 やめて下さい。 夜に騒ぐと大家さんに怒られる。 もしくは通報される。 結局

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  • 途中の師弟関係的なグダグダ感がないと、もっと読みやすい
    ぴょん吉
  • 最後まで読む気がしない
    まい
  • 話し手が一番「パシリさん」だと感じたのは俺だけ?
    おもち
  • 私の父が昔、コックリさんやって頭おかしくなった人がいたからコックリさんだけはやめなさいって言ってた。
    はぁと
  • 話しの無駄が多い。
    オカルト好き
  • 途中の解説だる
    キムキム
  • この話結構好き
  • わかる
    匿名
  • 確かにめんどくさい
  • めんどくさい
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