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短編

Aの森

匿名 2日前
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もう30年前からの話になりますが、当時私が小学校のころ、よく遊びに行ってた森がありました。 その森は、地主のAさんが持っていた土地にある森で、当時よく弟や友達と昆虫を探したり遊んでいた森でした。 だけど、一画が入ってはいけないところでそこにある松の木が数本地主さんによって植えられていて、そこで地主さんの息子さんが首つり自殺をしたからと聞かされていました。 当時からその森は夜に行ったら幽霊が見えると言われてて、夏の15時でもかなり暗くて鬱蒼としていて、その時間帯でも白い女性の霊が手招きしていた、とか、誰かが森の中の道を歩いているとか、色々なウワサがあった森でした。 それから5年後、市の造成に反対していた10人ほどの地主さんたちが同時期に全員亡くなり、相続した方々が市に土地を売り、その一帯が造成され、森はある程度残し、森の一部を遊具のある公園として、森林公園のような感じで残り、周辺は住宅地へと変貌しました。 松の木はそのまま残っており、新しく造成された森林公園の端に今もまだ残っています。 やはり、幽霊が出るという噂は、新しく造成されて移り住んできた方々でもウワサが広がっています。 遊具のある公園側に5台ほど停められる駐車場とトイレと水飲み場があって、その駐車場の車を止める後ろ側に遊具のある公園があり、境目は元々あった木で仕切られているところがあるのですが、その駐車場に一台の車が停まっていました。 その車は、ずーっと同じ場所に停まっていて、そこで生活しているようで、流石に地域住民の方々から苦情が入ってましたが、そこの自治会長さんが、人には色々事情があるんだからといって、多めに見てあげてと放置しておりました。 造成されて人が増えると治安も悪化するようで、地元の不良グループが公園で夜中に遊んでいたようで、その常に停まっている車に対して不満があったのか、彼らは遊び半分で車に石をぶつけ、窓ガラスを割ったりしたそうです。 そして、翌日、駐車場と公園をつなぐ道の、木で首つりをしている車の持ち主が発見されました。 死亡時刻は、前日の夕方だったようで、不良グループが公園で夜中に窓ガラスを割っていたころには、もう亡くなられていたようなのですが、丁度公園で遊んでいた不良グループと車を見下ろすようにして首を括っていたようです。

後日談:

  • 現在はなぜかはわかりませんが、森林公園は殆ど整備されていないようで、舗装された地面は割れ、雑草が生え、元の森林に戻りつつあるようにさえ感じます。

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  • 最初の方に出て来た幽霊話関係無かったね
    たか
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