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短編

血まみれのコックさん(閲覧注意

匿名 2022年6月9日
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(この話を聞いて、話を知ったことによる不快な感情やトラウマ、また心霊現象に遭遇するなど如何なる場合も一切の責任を負いかねますので、了承できない場合はお戻りください。) ・・・ あるレストランでの話。 数千人に1人の逸材と言われる若きシェフがいた。 彼の料理は天下一品であり、評判が広まり店は常に繁盛していた。 そんななか、彼のことをよく思わない昔ながらの頑固なシェフがいた。 頑固なシェフは若い頃から料理に全てを賭けていて腕も相当なものだったが、凄腕の若きシェフが来てからは二番手に成り下がっていた。 さらに頑固なシェフと凄腕のシェフは仕事のやり方で衝突し、常に仲が悪かった。 そんなある夜、レストラン閉店後の調理場で頑固なシェフと凄腕のシェフは激しく口論をし、鬱憤が溜まっていた頑固なシェフは鋭く尖った包丁を凄腕のシェフの頭の上から突き刺した。 凄腕のシェフは即死で、白いコックコートは真っ赤な血にまみれていたという。 凄腕のシェフが死亡したその時間は丁度夜の12時だった。 ・・・ 頑固なシェフは殺人罪で起訴され刑務所に服した。 頑固なシェフは殺人を犯したことで全てを失ったが、殺したいほど憎い凄腕のシェフを殺したことについては後悔はなかった。 ある夜、頑固なシェフが独房の中で寝つけずにいると、階段を下りる音が聞こえてきた。 はじめは刑務官が巡回しているのかなと思っていた。 そして、彼の独房の前でその足音は止まった。 なんだろうと思って顔を上げると、そこに立っていたのは血まみれのコックコートの男だった。 数時間後、刑務官が彼のコートを見回りにきて、腰を抜かしたそうだ。 そこには、サイコロステーキのように一口サイズに切り刻まれた首から下の彼の身体と、あのときのように頭の頂点から包丁を刺された彼の身体があった。 トを見回りにきて、腰を抜かしたそうだ。 そこには、サイコロステーキのように一口サイズに切り刻まれた首から下の彼の身体と、あのときのように頭の頂点から包丁を刺された彼の身体があった。死亡推定時刻は丁度夜の12時だった。

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