
中編
祖父と味噌煮込みうどん
けいすけ 3日前
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は最後にだよ。」
「将来が楽しみだね。」
祖父が供えた料理を曽祖父母と分けあって食べている夢を見ました。
料理をしている私の後にニコニコ笑いながら見守る曾祖母の姿もスクリーンに写し出されていました。
今でもそうですが、私が料理をしていると台所の窓越しに優しく微笑み曾祖母の姿を一瞬見ます。
…そんな不思議で少し笑える出来事を思い出しながら家路に付きました。
「お帰り、寒かったでしょ?雪降ってきたみたいだけど足元は大丈夫だったかい?」
夕飯を作りながら、優しい笑顔で出迎えてくれた祖母。
夕飯は…大好物の煮込みうどん。
私のテンションは上がる。
煮込みうどんを食べながら、煮込みうどんと祖父と曽祖父母の不思議な出来事の話を祖母にしました。
「きっと、一生懸命に頑張って作るおっちょこちょいひ孫が可愛くて心配で様子を見に来たのかね。あの時の栞の汁なし煮込みうどんも美味しかったわよ。」
思い出し笑いしながら語る祖母と曾祖母の優しい笑顔が重なりました。
「でも…私はちゃんと料理上達しているかな?」
「安心しな。汁なしうどん娘よりは成長したから。ばあちゃんの孫だし、曾祖母ちゃんのひ孫だから。曾祖母ちゃんも料理の達人だったのよ。」
…と、自信満々に笑顔で答えてくれた祖母の煮込みうどんは優しい味がして美味しかった。
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- 怖い話じゃないのになぜ投稿した?なにこれ
- 久しぶりにいい話環七