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中編
八王子城跡の怪
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八王子城跡の怪

2024年7月5日
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知る人は多いと思うが、東京都八王子市に残る八王子城跡は都内有数の心霊スポットと呼ばれている。

かつて一世を風靡した霊能者(のちにヤラセを自白したが)織田無道氏も恐怖のあまり近寄れなかったという話が残っている。

稲川淳二氏も同様のことを言っている。

そんな八王子城跡を俺たちが訪れた時の話です。

当時大学生だった俺たちは、よく暇な夜に心霊スポットへ出かけていた。

とにかく暇だったし、心霊スポットなら金もかからないし、スリルも味わえるし、暇つぶしには最適だった。

特に俺と友人Aはしょっちゅう2人で出かけていた。

この日の夜も、俺とAは心霊スポットへ行こうという話になり、かねてから行ってみたかった八王子城跡へ車を走らせていた。

時刻は夜中の0時頃。

住宅地の外れにある八王子城跡の入り口付近に車を停めると、辺りは静まりかえっていた。季節は夏。虫の音だけが響いていた。

とにかく夜中なので真っ暗だった。

城跡へは遊歩道みたいな道が伸びていて、俺たちは恐る恐るその道へ足を踏み入れた。

道中お地蔵さんがあってビビったものの、しばらくは真っ暗な森に覆われた道を、懐中電灯の明かりを頼りに2人並んで歩いていた。

やがて遊歩道は、小高い丘になっている城跡に向かって上り坂になっていった。

そんな時だった。

「なんか、鉄っぽい臭い、しない?」

不意にAがそんなことを言い出した。

「鉄?」

「うん。・・・鉄、というか、血、みたいな」

ぞくり、とした。

確かに言われてみれば鉄の臭いがする。

「マジだ。鉄の臭い・・」

「ね、するよな!」

鉄の臭いは徐々に濃くなっていき、やがてハッキリと感じられるぐらいのレベルになっていた。

俺たちはだいぶビビり始めていた。

「これ、絶対血の臭いだよ、ここ、昔の合戦でだいぶ人斬られてるし・・」

「そういうこと言うなって、怖いから」

2人でそんな話をしながら歩いていると、やがて少し木々が開けた場所に出た。

森に囲まれた小さい広場のような所に立った時、不意に山のほうから妙な音が鳴っていることに気が付いた。

トン・・ドン・・トン・・・トン・トン・・・・・・

最初は鳥か何かが木を突く音かと思った。

でもそれにしては何か違和感があった。

何より、血の臭いが全く消えないことが怖かった。

「なんだろう、あの音。向こうの山のほうから聞こえる」

俺たちはしばらく無言でその音に向かって耳を澄ませていた。

ドン、ドン、トン、トコトン・・・ドン、ドン、トコトントン・・・・

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はじめまして、よろしくお願いします。

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