
短編
夢のお告げ?
匿名 2日前
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数年前にあった、ちょっと不思議な話です。
私は一人暮らしをしているのですが、その時は大学の春休みということもあって実家に帰省していました。
実家には私の部屋がないので、大きな和室の部屋の真ん中を襖を閉めることによって、片方の部屋で私が寝て、襖の向こうで母が寝るという形をとっていました。
その日の夜、とても疲れていた私はいつものように襖を閉めて早く床につきました。
しかし、疲れていたのか、変な夢を見たんです。
夢の中で、知らないおばあちゃんが必死に「早く起きて!」って言うんです。
「今起きないと一生後悔することになるよ」と。
こんなに疲れてるのになんで起こされなきゃいけないんだと思いつつ目が覚めると、時間は午前3時前でした。
変な夢を見たなと再び寝ようとしたとき、母が襖をガラっと開けて言いました。
「ごめん、なんか身体が変……。救急車呼んで……」
脳梗塞でした。
急いで救急車を呼び、入院の末、右手があまり動かせなくなったなどの後遺症はありますが、今は退院して元気に暮らしてます。
当時、家にいたのは私、母、姉の3人だけ。
姉は玄関から一番近くの部屋で寝ており、私と母は家の一番奥の部屋で寝ていました。
姉には「あんたが起きてなかったらだめだっただろうね」と言われました。
後日談となるのですが、姉が霊感のある友達にこのことを話したら、家族で唯一私だけに伝えることが出来るのだそうで、家族に何かがあったときは真っ先に私に先祖が伝えに来るのだそうです。
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