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さらわれた少女⑨(凛愛と対面する綾人)

それからだいぶ時間が経つと、足音が聞こえてきた。
綾人もウサギ小屋があやしいことに気づいたのか早足でかけてきた。
「綾人くん!」
「凛愛ちゃん!」
綾人と対面する凛愛は、ウサギ小屋に閉じ込められていた。
隆輝は慌てて凛愛を助けようとしたが、ウサギ小屋の扉には南京錠がされていて、それ以外は固いコンクリートの壁と金網で隙間無く囲まれていた。
17才の年頃の女の子が鍵をかけた檻に幽閉され、しかも加害者は綾人の知っている誰かという。
綾人は家から工具でも持ってくるしかないかなと思っていたが、ここを離れる間にも凛愛がさらにどんな目に遭わされるか分からない。
綾人はどうしようか考えていると
「よう!綾人じゃないか!」
綾人が振り返るとそこには同級生の3人がいた。
「俺たちのペットに何か用か?」
「ペットだって⁉︎なんてことを言うんだ!」
「お前がなかなか来ないから、お前の大事な女は俺たちのペットになったんだ。」
「嘘だよ!」
凛愛は檻の中から叫んだが、男の子たちはスルーしていた。
そして男の子の1人が南京錠の鍵のようなものを右手で掲げて揺らした。
綾人が駆け寄ったが、他の男の子たちに取り押さえられた。
「へへ、この女を返してほしいか?なら、俺たちと勝負するんだな!」
男の子たちはニヤニヤしていた。
「勝負って・・」
「ほら、これだよ!」
男の子たちは綾人の持っているカードゲームを指差した。
「これ?アメイジング・ナイツ?」
「そうだ。勝負は一回きりだ!これで勝ったらこの子を返してやるよ。」
「本当だな?あとで待ったはなしだぜ?」
「勿論だ!」
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