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2016年7月25日
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20年近く前、福岡の母方の田舎に帰った時の話。

母ちゃんの毎年恒例のお盆参りで俺は母ちゃんと妹と3人で(親父は航海士で夏は南半球で過ごしてた)1週間位福岡の母ちゃんの実家である爺ちゃんの家に遊びにいった。

横浜生まれの俺は福岡のうだるような暑さとむせ返るような緑の匂いが大好きで、遊びに行くたび2歳上の従兄弟と虫取りだ、釣りだ、川で泳ぎだ、とちょこまか遊びまわってた。

ある日の午後、従兄弟が良いもの見せに連れてってやるといい、爺ちゃんちから暫く歩いた山の中腹にある寂れた神社に連れてかれた。

木が鬱蒼と生い茂ったその神社の裏手には古い井戸と3-4件の廃墟になった民家があった。民家へ続く道はしめ縄?で閉ざされたが、従兄弟は構わずしめ縄を跨いで進み俺もそれについていった。

周辺はまだ昼過ぎなのに薄暗く、空気はひんやりして涼しかった。

民家はボロボロで荒れ放題。ガラスは割れまくりで雨戸は壊され正直言って内心気味が悪かった。

従兄弟は俺を引張りその内の一軒の軒下に通風孔をくぐって入り込んだ。

そして真っ暗な軒下へと俺を引っ張り込み、持ってきた蛍光灯付きの懐中電灯付け、その灯りを頼りに奥へ奥へと這っていった。

暫く進んだ軒下には週刊誌やエロマンガが山積してあった。

従兄弟の言う良いものとはそれだった。それから従兄弟と俺は時間を忘れてエロマンガを読みふけった。(W気がつくと軒下から見える景色は大分暗くなってた。と、俺達が居る家の周りを歩いている人の気配がする。従兄弟が「誰かおる」と俺に耳打した、そして蛍光灯を消すと軒下は真っ暗になった。

と、潜り込んだ通風孔から見える外の景色に、確かに家の周りを歩いてる人の足が見えた。よく見ると裸足の足がびっこを引きながら家の周りを歩いてるのが見えた。そしてその脇にギラギラひかるものが見えた。刀のようだった。

従兄弟はヤバい!みたいな顔を見せて俺に「逃げよう」と呟いた。

軒下には出入り口になる通風孔が幾つかあって足は家の周りを左回りにグルグル廻ってた。

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