
長編
夜の散歩
匿名 2日前
chat_bubble 0
6,055 views
で、私は妹の服の裾を掴みました。
そしたら妹に「はよして」と言われ、手を掴まれて歩かされました。
その後は無事にそのスーパーに到着し、UNOやトランプがあるコーナーに着きました。
到着するまでも妹は、度々後ろを振り向いては歩くスピードを上げていました。
私は怖くなかった(その時は怖かったのかもしれませんが)のですが、振り向こうとは思わず妹の顔だけ伺いながら、ただただ歩いていました。
UNOやトランプがあるコーナーについて、落ち着いた?と思ったら、妹が言うには、
「池の墓みたいな石のところで、影みたいなのが出てきた。その道を出てからもう一回振り向いたら追いかけてきた。お前が速く歩かなかったから怖かった」
それからも「なんであそこで電話するん?ライトつけれんかったやん」、「まずこんな夜中に出歩くのがおかしい、ふざけんなよ」などの文句を言われ続けました。
家族で唯一私が幽霊見た事が無く、幽霊を信じない人間だったので「そんなわけあるかよ」と妹を宥めていましたが全然言うことを聞こうとしません。
妹の性格は優しく、泣くことも少ないですが、実は怖がりで母の実話などで幽霊を信じていました。
肝心のトランプとUNOは1000円と高く…、隣のセブンイレブンにも行きましたが結局購入しませんでした。
ごめん妹。
それからは2人とも同じ道を引き返す勇気はなく、結局母に迎えに来てもらうことになりました。
母には「ふざけんなよお前ら、〇すぞ」と怒られました…。
家に戻ってきてから母・私・妹の3人は、玄関で塩を振り、あまり効果がなさそうなお清めをしました。
私は部屋で一人でいるのが怖くて、隣の妹と弟が居る部屋に転がり込んで、1時間ほど居座っていました。
もう23時でした。
私は疲れなのか肩が重くなっていました。
でも肩の痛みに違和感があって、一部分だけがずんっと重いんです。
それが怖くて、妹に言おうかなと迷いました。
妹に言うとさらに怖がるかなと思ったのですが、耐え切れず妹に伝えました。
「なんかさー、背中というか肩のここら辺がめちゃ痛い」
妹が口を開いた時に出た言葉は
「うちも。痛いそこ」
その言葉が怖くて、歯磨きをするのも怖く、2人でくっついて歯磨きしました。
私は1人部屋で妹は弟と2人一緒の部屋なんですよ。
1人で寝るのが怖くて、私の全力の説得の結果、私の狭いベッドで2人で寝ることにしま
後日談:
- 翌朝は妹と毛布の奪い合いになって、最悪の目覚めでした。 修学旅行は事故なども無く、ユニバーサルスタジオジャパンではしゃぎまくって、ものすごく楽しかったです。 トランプとUNOは、まずどちらも遊ぶ余裕は無く、時間外にお菓子を隠れて食べていました。 妹は「あの日から幽霊に敏感になった」と言っており、偶に私の部屋に来て「男の声が聞こえた」などを報告してきます。 私はあの日から幽霊に興味を持ち、見てみたいなーと思っております。 見た事が無いので、今のところ信じてはいませんが。 ここまで読んでくださりありがとうございました。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。