
長編
ハルカの最後の挨拶
小鳥遊 3日前
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わないでね。ドアがトントンとなったあとね、何か声が聞こえたけど…それが…ハルカかと思ってね…。』
姉はそのまま泣いてしまった。
私は昨日のことを思い出し驚いた。
昨日同じようにドアから出て行くような気がしたと…自分でもそう思った。
そのまま昼過ぎに家を出た。
たまたま別の友人に会った。
その友人は昔からスピリチュアルな人だった。霊感があったりと。
その友人から衝撃的なことを聞いたのだ。
友人3『あのね。夢かもしれないけど、、、告別式のあった夜にハルカ来てくれたんだよ。』
友人の話によると、ハルカらしき背丈の女の子が友人の子どもの前に現れたのだ。
そして、その子どもを見て手を振っていたと。
時間は0:15頃だと言っていた。
友人の家まで行ったの?
そう思うと
娘は、みんなにお別れに行ったんじゃないかと思えてきた。
きっとそうだよね。。
大好きなお友達や大好きな家族に最後のお別れを言いに。。
ーーーーー
その日夜は、夢を見た。
病室のベッドの上で娘が起き上がって私の方に手を振っていた。
(ママ、バイバイ。ママ、ありがとう。)
そう言って、私が追いかけても追いかけても、娘には近づけなかった。
目覚めると私は泣いていた。
その夢から、娘の夢を見ることはなかった。
夢にでも会いたいそう思っても
なかなか夢には現れてくれなかった。
ーーーー
娘の死後、娘に弟と妹が出来た。
ふいに、下の妹が
妹『しー。ないしょ。』
と、独り言をいうときがある。
気にはしてないが、、、まさかね。
娘が会いに来てくれているのかと思うと嬉しい。
後日談:
- いろんな人にこんなことがあったと言われるたびに、私を元気つけようと思ってくれて言ってるのだと思った。 ドアが開くような不思議なことは、この日以来起きていない。
この怖い話はどうでしたか?
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- 娘さんは必死になって伝えてくれたんですね。 私は信じますよ。子供の頃行方不明の猫が会いに来てくれたようです。金縛りで動けなかったけど顔に猫の毛が触れてお別れに来てくれたのかな。それと知り合いが二十代の若さで亡くなって、その後私の体調が優れなくて、ずっと微熱で、色々あって49日に枕元に立ちました。彼女とは親しくなかったので不思議です。霊の世界は不思議ですね。娘さんは天国で幸せになっていますね。猫山