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長編

ハルカの最後の挨拶

小鳥遊 3日前
怖い 168
怖くない 167
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も側にいてくれた。 全てが走馬灯のように思い出してぐっと我慢していたものが溢れ出た。 葬儀業者が棺の蓋を閉じる時だった。 私『いやだ…』 葬儀屋『…』 母が私の肩をそっと撫でた。 ーーー 娘は、霊きゅう車に乗せられた。 娘が通う学校の前を通り、式場へと運んだ。 時間が過ぎるのは早かった。 二日間でお通夜と告別式を済ませた。 小さな娘の体は、もっと小さ重なる骨壺に入った。 慌ただしかった数日間。 数人の友人が心配して家に夕飯を持ってきてくれて、一緒に夕飯を食べた。 私は、数日間全然寝れなかった。 きっと、ぼーっとしていたと思う。 友人は、気を利かせてDVDを見ようと言って くれた。 その時だったーーー テレビから雑音(ザザ、ザザザ…) 友人1『なんの音???画面がおかしいよね。。』 友人2『画面が止まった??』 (キィー…ガッチャン) 全員が目を合わせ、音のなる方へ振り向いた。 私『え…??』 明らかに玄関が開く音がした。 すると、テレビが元に戻ったのだ。 友人1『いま…だれか覗いてた?…』  友人2『いや…出ていった?そんなわけないか…』 みんなが時計を見たのは、0:00過ぎだった。まさか酔っ払いが覗いたとかは無さそうだし、どう考えてもそれなら、開ける時の音がするはず… 振り向いた時には、ドアは閉まった状態だった。 友人1『まさかとは思うけど…そんなわけないか』 私『え?なに?』 友人1『ハルカちゃん…』 友人2『や、やめなさいよ!』 私『…』 友人1『いや、ごめん。。』 友人は、そのあと不謹慎だったと謝ってくれた。 でも、全員が音が聴こえていて、玄関ドアを見るほどドアが開いたと感じたのだ。 私も、ハルカ…なの?と思うほどだった。 その日は、疲れて寝てしまった。 ーーーー 次の日 姉から電話がなった。 姉『今から行ってもいい』 姉がお線香をあげにきた。 姉『ごめんね。こんな時に。』 私『ううん、ありがとう。』 姉『いやね、昨日不思議なことがあったから。会いに行かなきゃと思って。』 私『なに?』 姉『夜中にね、私の部屋のドアがトントンと音がして。私もここ最近寝れてなかったから、疲れていたのかなと思って…うん、きっと疲れていたんだと思うんだけどね。。』 私『それだけ?全部話してよ。気にしないよ、大丈夫だから。』 姉『おかしいと思

後日談:

  • いろんな人にこんなことがあったと言われるたびに、私を元気つけようと思ってくれて言ってるのだと思った。 ドアが開くような不思議なことは、この日以来起きていない。

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  • 娘さんは必死になって伝えてくれたんですね。 私は信じますよ。子供の頃行方不明の猫が会いに来てくれたようです。金縛りで動けなかったけど顔に猫の毛が触れてお別れに来てくれたのかな。それと知り合いが二十代の若さで亡くなって、その後私の体調が優れなくて、ずっと微熱で、色々あって49日に枕元に立ちました。彼女とは親しくなかったので不思議です。霊の世界は不思議ですね。娘さんは天国で幸せになっていますね。
    猫山
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