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中編

鏖の詩

匿名 4日前
怖い 779
怖くない 532
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部屋に戻ったらあいつが居なくて、ヤバいと思った俺は即行で服を着て家に帰ろうとしたんだ。そしたら、 「帰るの?」 と後ろから声がして、振り返ると美羽が裸でたたずんでた。 「あぁ。用事、思い出したし…」 と、俺が言うと、 「そうなんだ」 と返してきた。 自分の顔が引きつってたのが分かった。 萎縮していたのもあるかもしれんが、あの時のあいつの目は、、、非常に恐ろしく見えた。 ……… 次の日、俺は彼女に別れてほしいと告げた。 理由はあえて言わなかったし、彼女も聞いてこなかった。 すぐ別れたのは軽率だった気もするけど、報復やら復讐やらは無かった。 何も無いのが怖いくらいに、何も無かった。 ……… 8年経った未だに、美羽と会うことは少し怖い。 思えばあの時、声を掛けられて俺が振り返ったのはトイレ方向だった気がする。 早い話、隠し部屋のある方向だ。 やっぱりあいつは気付いてたんだろうか? 俺が写真を撮ってる間も、もしかしたら俺の後ろにいたのかもしれない。 … … …来月、久々に同窓会がある。 しかもよりによって、あの女(美羽)が幹事らしい。 行くか行かないか俺は今も迷ってる。 まぁ、断ればいい話なんだけど、一応これが遺書代わりにでもなればなと(笑) ちなみにコレ →「鏖」 一文字で「みなごろし」って読むらしい。

後日談:

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  • 想像力つよめというか、多感というか、被害妄想つよめというか、ビビりというか。
    赤い狐と緑の近藤春菜
  • ただの厨二病か宗教の人 まぁ関わらない方がいい人ですね
    匿名
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