
長編
葛籠 (つづら)
えい 2日前
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、山の方には無かった為、県道沿いにある停車スペースに車を止めると、Aの案内で山の道なき道へ3人は1列になり入って行った。
時刻はとうに0時を回っていた為、車通りも無く、辺りは、3人が草を分けながら進む音しか聞こえなかった。
B 「獣道も無いんやね?」
C 「Gパン履いてきて良かったぁ。」
A 「あんま人来てない感じか?道もねぇし…。」
C 「A君、本当にこっちでいいの?」
B 「こんな所で遭難とか笑われっぞ?」
A 「大丈夫だって、もう少しだと思う。」
3人は、さらに山を登って行った。道なき道を進み15分くらいした時、少し開けた場所に出た。
そこは、道の様でもあった。
C 「狭いけど道みたいね。」
B 「昔は道があったって事か?」
そういって、道らしき場所を懐中電灯で照らしていた。
A 「多分、そうだろ、家あったんだから、道ないとダメだろ?」
そう言って、道であった道らしき場所を更に登って行くと、その廃屋に辿り着いた。
C 「うわぁ…おっきな家~。」
懐中電灯で照らされた廃屋。長い年月を掛けて少しずつ朽ちて行ってる感じだった。
B 「二階建てかよ。二階は床抜けそうだな?」
A 「まさかこんなデカイ家とは想像して無かったゎ。」
C 「でも、これだけ大きな家なら、あるかも知れないね。」
B 「ん?探しがい有りそうだな。」
A 「じゃっ中入って探してみるか!」
3人は、朽ちた玄関横から、中へ入り、一瞬、固まった。懐中電灯で照らされた室内には、今さっきまで、生活していたかの様に家具等が置かれていたからだ。
テーブルの上には、茶碗や箸が置かれ、テーブルの横には、小さめのポット、急須に茶筒。
ブラウン管のテレビが小さな台の上にあり、色褪せたカーテンが下がっていた。
A 「茶碗や箸は、誰かのいたずらやろ、きっと。」
B 「ブラウン管のテレビっていつの時代よ?」
C 「全部家具とか色々あるんだね。住んでた人って、引っ越したとかなのかな?」
A 「引っ越したなら、家具とか持って行くやろ、普通。」
B 「殆んど残ってるって…何なんやろ?」
そんな事を色々考えて、少し怖くなった3人は、目的の葛籠を探す事にした。
1階を隈無く探したが、葛籠も葛籠の様な箱も見付からなかった。
A 「じゃあ2階か?」
B 「床抜けねぇかな?」
C 「私、先行こうか?」
B 「いや、先に俺ら
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- コトリバコをモチーフにしたのかな?sumomo
- 台詞回しが中二病っぽくて胡散臭く感じたあか
- いや、五時脱磁が非道いな!!ジェニファーロペス
- 話しのシーンが飛び飛びで、場面がよくわからなかったですkartoon
- うわ〜怖い………今もおかしい状態なんだ……行かなきゃ良かったのにねしゆか
- 紫光さんと紫翠さんは別の人ですか??あい