
中編
寝言に返事をしてはいけない
匿名 3日前
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した。
「その子は誰だの?」
と誰かが聞くと、
「妖精さん」
私たちは思わず、吹き出して
しまい、相変わらず不思議ちゃんだね、
なんて言って笑っていました。
で、いい加減「そろそろ寝かせて、
あげようよ」ってなった矢先
突然Tの形相が変わり、
嫌だぁ!
そっちは行きたくないー
助けてぇ!
って大声で叫び始めたんです。
他の寝てた子も、飛び起きる
ぐらいの大きな声で、
私たちは驚いて、とりあえず
Tを起こそうと色々したんです。
顔をひっぱたいたり、
ぶん殴ったり、
でも全く起きてくれません。
それどころかTのうなされ方が、
余計酷くなっていきます。
イヤだー!
やだやだやだやだやだー
誰かー!
助けてぇ!
体を大きく揺らしたり、
耳元で発狂したりしましたが、
でも全く起きないんです。
もう私たちは驚きより、
恐怖でパニック状態に、
するとTが、腕を体の側にぴったり
つけて、体を起こしては、倒れ
起こしては、倒れって
まるで機会のように繰り返し始めて、
もう私たちはヒッ としか声が、
出ませんでした。
そして、止まったんです。
それまた機会のように、
突然ぴたりと、
固まってた友達がTの元に、
駆け寄ると、ただ眠っているだけ
なんです。
「なんだぁ!やっぱり不思議ちゃんだわ〜」なんて声をあげ私たちも、
安心していました。
それで私が「もう、驚かしてえ」
と、Tの顔を除きこんだんです。
Tは目を思いっきり開けて、
唇を横に伸ばしきって、
ヘヒヘヒ笑ってたんです。
「えっ!」
私は驚きの声をあげましたが、
誰も気づいていない。
もう一度Tの顔を見ると、
すうすう寝息をたてて、
寝ていました。
私がおかしくなったの?
と思いましたけど、やっぱり
Tがおかしくなっていました。
それ以来Tは私にだけ、
あの君悪い笑顔を見せるんです。
実はもう限界に近いかも、
連れていかれたんだよあの子は。
後日談:
- 気おつけないと
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(6件)
- 俺それで脅かして半年呪われてるフリしてたよあかさたな
- 同じくヘヒヘヒwうんこりん
- 自分も気をつけないと。でも怖いな〜か
- ヘヒヘヒwふ
- 本当に怖い。その後、気になります。どうなりましたか?ここで終わらず、続編としてお願いします。K
- 自分もこの話は聞いたことがあります。本当に怖いですね。自分も気をつけます。そのあとはどうなったんですか?ブルー