これは私が実際に体験した話です。 私は幼い頃から金縛りに会う体質でした。 最初に見たのは幼稚園の時で、昼間に体が動かなく、女の人が口から血を流していました。当時は誰だろ？くらいにしか思いませんでした。くるくる回って消えていったのを覚えてます。 そこからたまに見えたり、心霊スポットに行くと不思議な体験をしたり、しょっちゅう金縛りに会うようになりました。 高校生の時に地元一怖い心霊スポットに行って何も無く帰ってきたのですが、その日にもまたいつものように金縛りにあいました。いつもは足音が聞こえたり、鈴の音が聞こえたり、誰かに掴まれたり、女の人が布団から登ってきたりと色々あるんですが、初めて影を見たんです。 影が目の前で誰かと喋っていて、急に私にも喋りかけてきたんです。 「お前の精神奪ってやる」と。 後日友人と怖い話になり、怖い話をしてると、何も影の事を話してないのに 友人が「影を見たらヤバいらしいよ」って言ってきました。 「本当に？つい最近見たんだけど」。すると友人は 「ヤバいじゃん！お払いしてきなよ」と言ってくれたのですが、どうヤバいか分からないし、高校生なのでお金もなく何もせずに過ごしていました。 するとその数ヶ月後に、私の弟みたいな大事な存在の従兄弟が事故で亡くなってしまいました。現実を受け止められなすぎて毎日泣き、眠れない日々を過ごしました。するとその従兄弟の先輩が慰めてくれて、付き合う事になったのですが、その男が暴力男、ヒモ男、浮気男だったんです。別れようとすると包丁を出して別れたら殺すと言われて中々別れられなく、私は精神的にも金銭的にもやられてうつ病になりました。 ふと思ったんです。あの時影が言ってた事ってこの事だったのかなと 6年付き合ってようやく別れられて、鬱病も治ったのですが、今も金縛りにあいます。何回も金縛りにあってるので、金縛りにあうタイミングが分かるようになりました。その時は決まって、凄く何故か怖くて、目が開けられない程眠くなるんです。そして必ず怖い夢(幽霊的な)を見て、目が覚めると金縛りにあっています。 足の指だけは動かせます。 ですが1年に1、2回夢の中で『ある夢』を見ると、必ず夢から覚められなくなってエンドレスにその怖い夢を夢の中でしなければならないんです。 その夢とは、坂を登って民家があり、その先に進むと森があって泉があり、白い長い服を着た、髪の長い女の人がいるんです