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長編
にくめん
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にくめん

2016年5月25日
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この話は、私の地元で有名な心霊スポットでたった1度だけ起こった出来事です。

私達は当時暇で、毎回ほとんど同じメンバーでまるで公園でたむろするかのようにその心霊スポットに行き、遊んでいました。

そこは遊び場ではなく、曰くのある場所だなんて発想は愚かだった私達にはなかったのです。

その場所は三階建ての横に広い、まるで学校のような形をしたホテルでした。

そこの地下室には幽霊が出るという噂があったのですが、私達はいつも幽霊には出会えませんでした。

いくら夜中の心霊スポットとはいえ毎週のように通っている場所なので、みんな慣れたというか飽きたというか、新しい刺激を求めていました。

初めてそこを訪れた時には身を寄せあって震えながら探索した場所も、今では鬼ごっこや隠れんぼができるほど慣れた遊び場に成り下がってしまっていたのです。

ただ、毎週のように訪れている私達にも一つだけ謎がありました。

そのホテルの二階の部屋と部屋の間に重い鉄の防火扉のようなものがあり、その奥へはどうしても行けなかったのです。

部屋と部屋の間にドア?

ってことはここも部屋?けどドアが防火扉だしなぁ

非常階段?は別にあるみたいだし…

など、毎回私達はその扉の前で色々考えを巡らせるのですが、いつも答えが出ません。

1度みんなでこじ開けようと試みましたが、長年の劣化なのか扉が変形しており、コンクリートに埋まっている部分があるため、私達の手には負えませんでした。

それからしばらくしたある日、やることのない私達はまたその心霊スポットにいました。その日はメンバーの集まりが悪く、私を含め4人しかいませんでした。

いつもの様に隠れんぼしながら遊んでいると、ほんの少し違和感を感じました。

いつもの場所いつもの落書き、そしていつもの隠れんぼなのに、なぜか私は緊張していたのです。

見つかったところで罰ゲームもない緩い遊びをしているだけなのに。

私はその時鬼から隠れていたのですが、私の隠れ場所は一階の家族風呂のような小浴場のドアの裏側でした。

どこだ〜♪という呑気な友達の声が近付いてきて息を殺し隠れていたのですが、私はワンパターンな隠れ方をするらしく、見つかってしまいました。

あ〜。次は鬼かぁと言いながら友達と浴場を出ると

おいっ!二階二階っ!

と一つ年上の先輩の大声がホテルに響きました。

私達は急いで二階に向かうと、先輩が真面目な顔をしながら私たちに

扉がないんだよ。あの鉄の

と少し怯えながら言いました。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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