ことないから酒でも飲むかな笑」 といって自分の部屋に戻っていきました。 釣りが大好きな父は、普段は少し忘れ物をしたくらいでは帰ってこないので珍しいなと思っていました。 そして、その日の夜テレビを見ていると父親が慌てた様子でリビングにやってきて、 父「ニュースつけろ！今日お父さんが行く予定だった海で高波があったんだとよ！」 ニュースを付けると、父が行こうとしていた海辺で天候が荒れて高波が発生し、堤防で釣りをしていた男の人二人が波にさらわれ１人が亡くなったという内容でした。 父「お父さんもそこに行ってたら、死んでたかもな・・。」 私・姉「おばあちゃんだ!!!」 私「絶対おばあちゃんが警告してくれたんだよ！車止めてまでお父さんに話しといてよかった！」 きっと、おばあちゃんは大事な息子を守る思いで姉のところにきて何かを訴えていたのですかね。 一周忌を終えてからは、私以外の家族はぱたりとおばあちゃんの姿や気配を感じることはなくなったそうです。 私は一度も体験することはありませんでしたが。 それもまた少し寂しかったですけどね。