
長編
スカーフ
匿名 3日前
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め込み玄関において寝室で眠った。
翌朝自転車で、お店へ向かう。
「あら!早くに持ってきてくれたのね!」
嬉しそうに彼女は言う。
私は、少し休憩させてもらうことにした。そして、どうして急いでいたのかを聞いた。
「信じて、貰えないかもしれないんだけど、」と、
彼女は小さく口を開いた
「ある日夢の中に男の子が現れたの。その子は、小さな声であの柄のスカーフが欲しいって繰り返しているの。私、最初なんのことかさっぱり分からなくてね、」
度々私が合図地をうつ。
「それでその時目が覚めたの。するとそこに薔薇柄のハンカチがあってね。あっ、この柄のスカーフが欲しいのかもしれない。ってピンってきたの」
「どうして?」
私が割り込む
「それが全くわかんなくてさ、直感っていうか、」
「ふーん」
曖昧に返事をする
「でね、次の日も同じような夢を見てさ、今度は、私に語りかけてくるの。あの柄のスカーフをあの女に作らせてくれって、きっとあなたのことだと思うんだ。ずっと言ってくるの。初めは、嫌だって言ってたんだけど、作らないと命を奪うって言い出してさ、仕方なく分かったって言ったの。それであなたに作って欲しいとお願いしたんだ。」
そこで彼女は立ち上がると店の奥へ行こうとした。直ぐに私は立ち上がり…
「待って!」
っと呼び止めた
「何?」
「どうして、早く持って来いって言ったの?」
そうだったねっと言いながらもう一度彼女は椅子に座る。
「それで、また夢にあの子が出てきて、まだか、まだ出来ないのか、早く作るんだって急かしてきて、明後日までに出さないと命を取るって言われてさ、で、目が覚めてすぐあなたに電話したの。なんか、ごめんね」
彼女は謝る。私は、なんにも気にしていなかったから、いいよとだけ返した。
その後スカーフは、売り出され夢に男の子が出て来なくなったという。
ある日、私は、彼女の店に顔を出してみた。混んでいるわけでは、ないのだが、お客さんは、5人ほどいた。玄関から服を運ぶ彼女に手を振る。すぐにきずいた彼女は、ニコッと笑い顎でおいでと示す。私は中に入った。すると彼女は服をハンガーにかけて私のところへ来た。
「今日は、だいぶ空いてるからゆっくりしてってよ」
「そうさせてもらう」
そう言って椅子に座る。
お茶を飲みながら彼女と話をしていた。途中で、彼女がお客さんから呼ばれかけて行った。1人になった私は、ぼーっと玄関
後日談:
- これは、フィクションです
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