Ｅ「…。Ｔ、俺 このこと話していいか？」 Ｔ「イイ訳ねぇだろ！バカ！」 ヤバい！殺されそうな目で睨まれてる！ 次は、俺じゃねーだろうな!? … 性(エロス)に魅力を感じなかった者は、逆に 死(タナトス)に魅入られてしまうという話はご存じでしょうか？ この話は「心理テスト」です。 １巡目のＴ目線で進行する話は 性(エロス) 、２巡目のＥ目線で進行する話は 死(タナトス) を表しています。 １巡目で 性(エロス) のみを感じた人の精神は正常でしょう。 しかし、２巡目ではなく１巡目の時点で既に 死(タナトス) を感じていた人は、異常性が高い可能性があります。 読者の目線に立って物語を進行させる「主人公」や「語り部」という存在。 何を思考しているかが分かるからこそ、感情移入してしまうものなのです。 しかし、全く違う視点から見てみると どうでしょう？ 少し別の印象を抱きはしなかったでしょうか？ ２巡目のＥ目線で進行する話の中で、Ｔは異常者に見えはしませんでしたか？ 皆様が一度ご覧になられた話、正常であった方もこれを機会に もう一度 読み返してみて下さい。 もし少しでも違和感を感じた話があったなら、それは タナトス に魅入られた『異常者』からのメッセージかもしれません。