
短編
奇跡的な生き埋め
み 2日前
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天明3年、浅間山は大噴火した。
噴煙は上空1万mまで達し、近くの村々で1200人もの死者を出した。
特に被害の大きかった鎌原村では、この村単体で477人もの犠牲者を出した。
噴火後も煙は約3ヶ月に渡り、上がり続け歴史的な大災害になった。
時は流れ、この大災害も昔話になってきた夏のある日、一人の農民が井戸を掘ろう!と土を掘り続けた。
しばらく掘ってると、瓦が出てきた。
??
おかしなもんが出てきたな、と更に横に掘ってると
今度は屋根が見えた。
!?
直感的に
(この下には家がある)
と感じた農民は、屋根部分を壊して中を覗いてみた。
中には家の様な空間が広がっており、底の方に人間が二人程、呻いてる。
!?
ビックリした農民は近所の人を呼び、なんとか二人の老人を地上に引っ張り上げた。
すると、その老人が信じられない様な話をしだした。
『何年か前に浅間山が大噴火した時、一家で倉庫に避難した。
しかし、この倉庫も流され埋まってしまい..
横に穴を開けて、逃げる事も出来ず..
それからずっとここで暮らしていた。
幸いにもこの倉庫には米が3000俵、酒が3000樽程あったので. .
なんとかそれで生きながらえる事が出来た。
4人の家族は死に..
でも今、私達は再び地上に出れて、皆さんと会えた。
無上の喜びを感じている。。』
老人達が発見され、地上に出れたのは文化12年。
つまり浅間山が大噴火した年から33年後..
老人達の話が本当であるとすれば
なんと、33年間も地中で暮らしていた事になる。
この話は江戸時代の狂歌師が
後世に伝える為にちゃんと書き残した大事件である。
俺の率直な感想。
大噴火
怖!!
てか
老人二人の
生命力が
半端なさすぎる!
もし、何時か
富士山が
大噴火したら..
静岡や山梨
そして、周辺の地域は
どうなってしまうんやろ。
この怖い話はどうでしたか?
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- 最後の謎の改行はなに?JAL792
- 私、浅間山の近くに住んでいて、エピソードを沢山聞いています。 浅間山、怖! 老人、すご! 米俵、多い!ぴやリー