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短編

危なかった?

sana 2日前
怖い 134
怖くない 139
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前回プールでの怪異から予知夢を視たり何度か幽体離脱したりでしたが小学校上がる頃には幽霊が怖い普通の少年になっていました。 7歳の時に隣町の山を宅地造成した新興住宅地に父が家を建てまた家族三人で住めるようになった或る不思議な夏の日の出来事です。 カブトムシ等がよく取れる山だったので朝早くから駆け回っていた私は最近見つけた舗装されていない古い道を探検する事にしました。 虫取りのライバルは結構いて自分の秘密の場所や木を見つけるのが楽しくミヤマクワガタしかいない木を見つけた私は一目置かれていました。 両脇は自分の背丈より高く木々が覆い被さるようなトンネルみたいで木漏れ日がかろうじて道を照らしていました。 ヒンヤリした空気に安堵と不気味さを覚えながら下っていたその時、角を上に特徴的な飛びかたをする大物が下から私の頭上を飛んで行き振り替えった私は夢中で後を追いかけました。 止まりそうで止まらない、フラフラと左に飛ぶと今まで気がつかなかった細い横道があり迷わず追いかけ急な坂を登りきった瞬間! 目の前が真っ白な光一色になり音も聴こえず自分が立っているのかさえわからなくなりました。 思考も動きも何もかも停止した状態はどれくらいの時間だったか? 「只今より正午をお知らせします、ピッピッピッポーン」時報の音に我に返ると墓地のど真ん中に佇んでいました。 セミの声、真夏の陽射しが戻って来ましたが墓地全体が白く光り私の体は冷たくなっていました。 言い様の無い恐怖に叫びながら上に見えるガードレール目指して駆け出し舗装された道路に出ると何時もの通学路で家からはそう遠くない場所でした。 暫し呆然とし振り替えると古くからあるであろう普通の墓地で思い出したように汗が滴り落ちました。 後にあの横道友達と探したけど見つけられなかった! 横道からすぐ着いたように思ったが谷を挟んだ向こう側、空でも飛ばなければ短時間では着かないし廻りに人家の無いこの場所の何処から聴こえたんだろうあの時報は? もしかしたらお盆の後で連れて逝かれるところだった?そして脱するきっかけをくれたあの時報は今も私を護ってくれている存在が助けてくれたのだろうと今は思います。

後日談:

  • 今私は霊的に清浄な所に住んでいて怖い話しを視たり読んだり書いたりしても頭痛等がしない。お陰で50年位の間に起こった出来事を書き残す事が出来ます。怖いものに興味がある人は沢山いるとは思いますが、あんなものは見えたり聴こえたりしないほうが良いと思います。御守りあるから大丈夫なんてありませんから。

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