
短編
三つの目
匿名 2日前
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中学生の頃。
俺は公園で壁打ちテニスの練習をしていた。
公園には、ホームレスのブルーテントが至る所にあった。
あるとき俺はいつものように、壁に向かってボールを打つと、ボールがホームレスのテントに当たってしまった。
その直後、
「ああ⁉︎何だぁ⁇」
とテントから大きな声が聞こえた。
俺はしまったと思ったが、相手はホームレスだし舐めていた。
すると、テントから男性が顔を出してこちらを睨んだが、その顔は三つ目だった。
左右の目のほか、おでこにもう一つ目があって、三つの目で俺を睨んでいた。
俺は頭が真っ白になって逃げ出した。
しばらく走ったあと、俺はテニスラケットを手に握ったまま立っていた。
男性が追いかけてくる様子はなかった。
俺は歩きながらそのことを思い出していたが、おでこにあったあれはフェイクなどでなくどう考えても目だった。
あの男性は何者なんだろうか。
それから俺はその公園に近づくことはなかった。
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- 確かヒエイと同じ邪眼だったと思います。たか
- 確か、三ツ目症候群だったと思います( ´∀`)。一成カンパニー
- 怖いブースター