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短編
お母さん助けて
匿名
お母さん助けて
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お母さん助けて

匿名
2017年9月1日
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これは私が長崎県佐世保市に住んでいた、

5歳くらいの夏の出来事です。

私が近所で遊んでいると、見知らぬ

同じ年くらいの女の子が一緒に遊ぼうと

言ってきました。

私はその子の後をついて行きました。

途中で人が来ないところで遊ぼうと

その子が言い出し、大きなフェンスで囲まれいる場所に着き、そこにある扉を開け中に入るとそこは墓地でした。

黒い大きなアゲハ蝶がたくさん飛んでいて

不気味な感じのする場所でした。

その子は私に背を向けて、屈んでぶつぶつと独り言を言いながら花を摘んでいました。

私はその子を暫く見ていましたが飽きてしまいもう帰りたいとその子に言いました。

するとその子は私のことを睨み怒った様子でまだ居ようよと言いましたが、私は恐くなってしまい墓地の扉の前でその子と別れました。

その日の深夜、姉と同じ部屋で寝ていると、私はふと足に違和感を感じました。

布団の上から何か重たい物が乗って動いているような感覚です。びっくりして目を覚ましました。

目を開けるとそこには顔だけが白く浮かび上がり口は裂け鋭い目で私を睨みつけている化け物が私の上にいました。

私は恐怖で必死に同じベッドで寝ている

姉を起そうとしましたが、体を動かすことが出来なくなっていて、助けてと言おうと

しましたが声も出せないのです。

何もできない私は心の中でお母さん助けてと何度も何度も叫び続けました。

すると廊下を隔てた向側にある部屋で寝ていた母が起きてきて、何かなと言いながら廊下の電気をつけたのです。

そこでやっと私は手が動すことが出来たので布団を頭まで被って恐怖にじっと耐えていました。

化け物はまだ私の足の上にいて、時々動いて重さも感じていましたが朝になるといなくなっていました。

それから墓地に私を連れて行った子とは

2度と会うことはありませんでした。

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