
中編
生首
匿名 2日前
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私が小学2年生の時の夏休み最後の日の話です。
私は兄と2人兄妹で、2段ベッドの上が私のベッドでした。
その日、明日から学校が始まると言う事もあり早めにベッドへ入り眠りにつきました。
しかし、真夜中に突然膝から下がまるで氷を敷き詰められてるかの様に冷たくなり目を覚ましました。
目を覚ましたのだけど身体はピクリとも動かず目だけが動かせたので足の方を見ようとするけど首も動かせないのでハッキリとは見えなくただただ頭の中で「助けて!」と訴えていました。
すると、下で寝ているはずの兄の声で「涼、大丈夫か?」と聞こえその瞬間に身体が動かせる様になったので起き上がり足元を見てみると落武者の様な姿をした首が横たわっていました。
私は恐くなり下で寝ている兄に助けを求めてベッドを降りて兄の布団へ潜り込みました。
どのくらい時間がたったかわからないのですがまた私の足がまた冷たくなったので見ると何もありません。
しかしその時、上にあった首が妙に気になり下から覗いてみると私の足元にあった首がこっちを覗き込んでいました!
私は隣で寝ている兄を叩き起し全てを話すと背後から『ボトン!』と何かが落ちた様なものすごく大きな音がしたので振り返ると私の足元にあった首がこっちを向いて落ちていました。
床いちめんに血の染みが広がっていてその首と私は目があってしまってそらすことが出来なく声も出せませんでした。
しかし隣に居る兄も全く同じ光景を見ていて兄が大声で叫びました。
その声に気付いた母親が私達の部屋へ入って来ました。
ことを全て説明すると、母は「何言ってんの!どぉ~せコーラか何かをこぼして誤魔化したかっただけでしょ!ちゃんと拭いときなさいよ!」と…
母親には首は見えていなく血の染みだけが見えていたみたいなのです。
母が部屋をあとにすると首がフッと消え私の足も軽くなりました。
しかし、私も兄もその光景が忘れられず怖かったのでその日は兄の布団で一緒に眠る事にしました。
次の日、目を覚まし起き上がろうとすると身体が動きません。
兄にその事を伝え起こしてもらおうとすると兄が発狂し、その声を聞き母親が何事かと部屋へ飛んで来ました。
すると、私の足を見て母も夜中に私と兄が言っていた事は本当なのだと思い反省をしたと言っていました。
その時、私の足には無数の手形と傷、目玉があったと言うのです。
その後、母が調べて呼んでくれた人に部屋を見てもらい私も見てもらった結果、二度
後日談:
- 大人になって、久々に実家で家族みんなで集まった時にフトその話になった時に母親が「何それ?お母さん知らないんだけど!」 と言われました。 母のにはその日の出来事はもちろん自分が調べて呼んでくれた人の事も記憶に無かったんです。 私と兄は今でもその日の出来事はしっかりと記憶に焼き付いているのですが、それが何だったのか、そして何故その時現れたのか未だにわかりません。
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