
中編
食い物の恨み
匿名 12時間前
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。
俺は呆れながらAママを見ていたが、ピン!と閃いた。
「Aさんの奥さん。それは失礼しました。Aさんの言うようにそのときの食事代とちょっとしたお詫びの品を渡しますので、少し我が家まで御足労願えますか。」
Aさんは険しい顔が少し緩み、俺の車の後部座席に乗った。
・・・
我が家の庭で、バーベキューを楽しむ俺たち。
義母の還暦祝いはこんな形で行うことになった。
レストランのご馳走も良さそうだったが、こんなアットホームな雰囲気も悪くない。
義母は勿論、子供たちは肉を頬張りながら
「このお肉美味しいね!」
「そうそう、なかなか食べたことない味な気もするけど何の肉?」
俺は笑いながら
「ちょっと高めの牛肉だよ。あと鶏肉も豚肉も食べ放題だ。色んな肉を一緒に食べるから違った味に感じるんじゃないか?」
「なぁんだ!そっか。」
しばらく肉を焼いたあと、鉄板のことは妻に任せて俺は家の中に向かった。
「あなた、どこにいくの?」
妻が聞くと俺は
「ちょっと、また食材を取ってくるよ。」
「まだ食べるの?」
「いいじゃないか。今日くらいは!」
義母も俺を見てにこにこと微笑んでいた。
俺は家の中に入り、地下の奥まった部屋に向かった。
そして扉を開けると・・・
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- 人の不幸は蜜の味たか
- まずそう。