この話は怖い話ではなく 感動話に部類される話だと思いますが 良ければ最後までお付き合い下さい。 私が高校2年生の時 その頃他校に付き合っていた彼が居た。 お互い大好き大好きって 感じで凄く仲良くて喧嘩もした事 無かった。 でもその年の夏に悲劇が 私達を襲ったのだ。 その日は朝から雨が降っていて お出掛けする様な気分でも無かった ので私は彼のお家に遊びに 行ってお家でゲームしたりゴロゴロ したりして遊んでいたんです。 すると途中で彼が 「小腹空いたから何かお菓子買って来るよ」 「コンビニ行くけど何がいい⁈」 と聞いてきたので 「いや、ウチも一緒に行くよ！」 と言ったのですが彼は 「この雨だし風邪引いたら嫌だから俺が買って来てあげるよ！だからお家で待ってて⁈」 と言うので彼に頼んで 申し訳なさを感じたままお家で 待ってました。 ですが何時間経っても彼が 帰ってこないのです。 段々心配になりメールしたり 電話したりしたのですが出ません でした。 すると彼の家に1本の電話が 来ました。 その電話を出た彼の母親は 慌てふためく様子で泣いてました。 どうしたのか聞きに行くと 「今から病院行くよ」 と言われ車に乗り近くの病院に 行きました。 病院に着き案内された部屋に行くと びしょ濡れで血だらけになった彼が 横たわってました。 それを見て私は全てを悟りました。 放心状態で涙が勝手にボロボロ 流れ落ちている私達にお医者さんが 状況説明をしてきました。 どうやら雨の中自転車に乗って 自宅に向かって帰って来る途中に オーバースピードして制御不能に なったトラックとぶつかったらしく 即死だったそう。 私は心底後悔しました。 あの時一緒に行ってれば良かった。 一緒に行ってれば自転車に乗らなかった からもしかしたらトラックを避けれてた かもしれない。 など それから数日間私は部屋に 引きこもり携帯も見ず誰とも会わず 要するに鬱病になり毎日毎日 泣いて過ごしました。 ですがそんなある日 1本のメールが来ました。 その時鳴った受信音は彼からの メールの時のみ鳴る受信音だったのです。 私は耳を疑いました。 でも確実にその受信音が鳴った のでメールを開いてみると やはり彼からでした。 そこには 先に死んでごめんねって事 悲しませてごめんねって事 守ってあげられなくてごめんねって事 死んでも