本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

長編

幽霊アパート

匿名 2023年8月17日
怖い 120
怖くない 104
chat_bubble 0
8,658 views
実話をしっかり伝えたいので、少し長くなります…神奈川県に、私達家族が15年程前まで暮らしていた古い2DKのボロアパートがあります。私たちは、妻、長女、次女 の4人家族…その当時次女は、まだ生まれておらず、三人で暮らしてました。貧しいながらもなんとか幸せに暮らしていましたが、長女が三歳の時に、そのアパートに、引っ越してから、少しずつ生活が変わってゆきます…引っ越した初日から、 異変が起きました。 朝起きると物置の場所が、変わって居るとか食器棚の引き出しが開いてるとか 二階建てのアパートに住んでるのに、 上から足音が聞こえるとか 毎日何か、不可思義な、ことが起こりました。しかし実害は無く、ひっこす、 お金もないので居続けるしか無く、 そうすると人間、慣れてしまうんですね。 物音や、物の移動程度なら、あぁまたかくらいにしか思わなくなってきました。 ある日深夜にも関わらずドアをノックする 音に妻が目を覚ましたことがあります。 私も子供も、寝入っていて、妻は、こんな時間に人が来るなんておかしいと思いながらも、音を立てずに玄関に行きそぉっと 覗き穴から外を見ました。 黒い影の様なものが見えます。 何かな?と思ったその時 その黒い影の様なものが、 憎悪に満ちた表情の女性となりこちらを、 覗いたのです…恐怖に声も出せず、 音を立てない様に急いで布団に潜った そうです。起こせば良かったのにと、 私が言うと妻は言います。 何故かその時は人に言っては、ゆけない 気がしたと。 このことをきっかけに私達家族の生活が、 崩れ始めます…私は突然見覚えの無い ミスで、会社をクビになり、 収入がなくなりました。 妻は、鬱病になりました。 長女は、壁に向かって笑ったり泣いたり更には、頭をゴツゴツと、一日中壁にぶつけ私が止めても、泣きながら、頭をぶつける様になりました…しかし異変は、毎日続きます…深夜私が仕事をして居ると妻から 電話がありました。どうした? と聞くと、なんで一回帰ってきて、 何も言わないまま出て行くの? と、言うのです…当然私は、仕事現場にいるので、帰れる訳がありません。 しかし毎晩妻から電話がきます。 どうしたのか尋ねると、妻が寝て居ると、毎晩人が入ってきて、寝て居る部屋とは、別の部屋に行き部屋の中をぐるぐるまわり 出て行くと言うのです。鬱病の影響かと、 思っていましたリアル休みの日、妻と子供が実家に帰り、私1人が、家にいると言うことがありました。深夜寝苦しさがあり、 寝ようともがいて居ると、玄関の鍵が、 開く音がして人が入ってきました。 私は空き巣だと思い咄嗟に身構えます。 ソイツは私がいない部屋に行きグルグル回っています。私は、怒りに任せ隣の部屋に包丁を持って飛び込みました…。 鍵を確認するとしまっています。 恐怖に駆られながらも妻が言っていたのはこれか、と納得しました…確かに人が入ってきて隣の部屋でグルグル回っていました…考えてみれば見てもいないのに、隣の部屋でグルグル回ってるなんて、わかるはずがありません…でもその時はわかるんです…その他にも本当に説明しづらいことが、毎日起こり、家庭は、冷めきり、 離婚騒動や、妻の自殺未遂…子供が、発狂して倒れたりと、そんな時、今までは、 馬鹿にしていた簡単な霊なら払えると、言って居る友人に相談するため、 数年ぶりに会うことになりました。 それまで信じてなかった友人と会った瞬間…信用せざるを得なくなりました。 会うなり挨拶も交わさず、こう言われたのです…ごめん俺には、どうにも出来んよ こんな空気感じた事もない…大した力がない俺でも断言できる…どんな霊媒師や、お坊さん専門家が来ても絶対無理だってことが、何もしてやれない、じゃあどうすればいい?気休めの嘘や嫌だろう?はっきり 言うよ、お前も女房も子供も、 確実に死が近づいてるよ。 涙を流しながら言われました。 それから半月程経ち、妻の実家は、母1人で毎日働いて居るため、迷惑になるからと、帰らせなかったのですが、潔く実家に帰ってくれと話しました…正直もう、 限界でした直ぐに死のうとする妻にも、 頭がイカれたんじゃないかと思う娘にも、その2人に殺意すら感じて居る自分にも、 幸せだった家族が、なんでこんなふうに、なったのかわかりませんでした…涙が止まらず愛する妻と子供に死んでほしいと願う自分……もう終わりにしたかったのです。 妻、子供を追い出し死のうと思ってました…それで終われると、三人で家を出て借りて居る駐車場に向かう時ふとアパートの部屋を振り返りました何故か私と妻は、同じことをしていました。アパートの私達の部屋の窓に子供が立っていてこちらを見ていました…もういいよ、いい加減にしてくれよ、私がボそっと言うと妻が言うのです…あの子は、悪い子じゃない気がする。なんと無くだけど。まだ大丈夫な気がする…もう無理だよあの部屋にいるもの達のせいで俺たちは、終わったんだ。 体験した私達にしかわからないと思いますが、私達は、壊されてしまったんです。 あの部屋にいるもの達に… しかし妻はもう少し頑張ろうと笑顔でいいました。久しぶりに見た妻の笑顔が嬉しく、その日は、妻の言葉を信じることにして私達は、部屋に戻ることにしました。 そして…何故かその後不思議な体験は 減っていきせいぜい音が聞こえるぐらいの、異変しか起きなくなったんです。 そして今まで起きた悪いことがすべて、 一番最初にもどったんです。 それから数年家族4人で幸あわせに、 暮らしています。

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(0件)

コメントはまだありません。

0/500

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.1.202

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

label 話題のタグ

search

手軽に震えるショートホラー

読み込み中...

途中で読むのをやめたくなる中編怪奇

読み込み中...

読み進めるほど逃げられない恐怖譚

読み込み中...
chat_bubble 0