
中編
道連れ
匿名 4日前
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し、私は腰を抜かして立てなくなりました。そしてパニック状態になり、
「イヤァァアァアァ!!!」
と叫びました。直感で死者が自分を迎えに来たと思ったのです。誰がどのタイミングで掛けたのか、ドアには鍵がかかっていて、ドアノブがガチャガチャと音をたてるのが、さらに恐怖を駆り立てました。
親友は私をかばうように私を抱きしめ、親友の彼はドアに向かって何か叫んでいました。
しかし、シンジは
「おいアキ、いるんだろ?開けてくれよ。なぁ」
と、私を呼ぶばかりでした。
そして、そのシンジの落ち着いた口調に、だんだん私の気持ちは恐怖よりもシンジに会いたい気持ちが勝ってきたのです。
そして私は立ち上がり、ドアの方に向かいました。
「アキ!ダメ!」
「おいアキちゃん!」
親友と親友の彼は、もちろん私を止めました。
「離してよ!!」
私は明らかにパニックでした。しかし、パニックの中のどこかに冷静な自分がいて、その自分が、
なにか変だ……違う、シンジは違う……
と直感で思っていたのです。そしてその「変」が、シンジの一言によってわかりました。
(この会話は鮮明に覚えているそうです↓)
親友の彼が
「やめろ!もうシンジは死んだんだ!!」
といったとき、シンジが
「違うよ。おめーらの方だろ。死んだのは」
目が覚めた時は病院でした。傍らでシンジが手を握っていてくれていました。
「アキ!……よかった………」
警察の話によると、事故にあったのは私達の車で、運転席と助手席はペシャンコ。後部座席の私は助かったそうです。
叔母はテレビにも投稿して、読んでいただいたそうなので知っている方もいるかもいれませんね
この怖い話はどうでしたか?
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- 見たことあるアルカディオのあさがお
- ドデカイ携帯電話の時代じゃね、多分真実を知る者
- 怖い話の定番ですね、またかって…霊子
- 親友なのに名前を忘れる方が怖いhina
- これって、はっきり言って…(エラーが出るので書けませんが) ウンザリです匿名
- 何回か聞いたまゆ
- うん聞き飽き匿名
- 素直にカラス
- 下の人達勘違い 祖母(そぼ)じゃなくて叔母(おば)だよ。 それにしても その時代にケータイあったのかなぁ?恐怖の食欲の冬
- 何十回と聞いた(笑)にこ