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長編

自分じゃない自分

匿名 3日前
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怖くない 478
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出てもらった。 R君が電話に出ると、ケータイの電話口から俺の声が聞こえてきた。 「、、もしもし」 その声を聞いた瞬間R君は 「うわあぁぁぁぁぁ!!」 と声を上げて、ケータイをフロントガラスの方へ投げた。 ケータイは開いたまま窓にぶつかって、小物置きのところに落ちたんだけど、ちょうど画面が俺に見える角度で落ちた。 無意識にR君のケータイ画面を見ると、先程までと同じく俺の名前が出てる。 でも電話番号が 『00000000000』 に変わっていた 正直、見た瞬間に恐怖で言葉を失ったし、頭も真っ白になったから、桁数がこれで合っているかは分からないけど、全て『0』だったのは確か。 「これでR君の嘘の可能性はなくなった。 本当にヤバイ。どうしよう。」 そんなことをぐるぐると考えていると、いつの間にか車は俺の家の前にいた。 「急で悪いけど今日の夜中、もう一回来るから、待っててくれ。」 R君はそう言うと、俺を車から降ろしてすぐに帰っていった。 俺は言われた通り待っていると、R君はお坊さんの格好で家に来て、お経が書いてある書?と数珠を持っていた。 準備ができてるなら行くぞと言われ、車に乗り込むと車を走らせて1時間ほどで、おそらく名前を聞けば知ってる人も多い有名なお寺に着いた。 時間は深夜1時過ぎ。 境内を道なりに進み、やがて見えてきた大きな本堂の目の前を左に曲がると、小さな小屋のようなところに、160㎝前後ぐらいある観音様のような石像があった。 石像の回りにはたくさんの風車が置いてあり、壁には千羽鶴が何個もかかっていた。 その前につくとR君は合掌し、お前もやれと数珠を渡されたので、俺も目を閉じて数珠を手に合掌した。 R君は隣でお経を上げ始め、そのときは長く感じたけど、多分実際は5分から10分くらい経った頃 ジャリ、、ジャリ、、ジャリ、、、 と後ろから明らかに俺らの方に向かって来る足跡が聞こえ始めた。 それは絶対に『人』ではない気がした。 するとR君はお経をやめて、前を見るように言ってきたので、俺は手は合掌したまま目を開けると、目の前の小屋の風車が全て、勢いよく回っていた。 明らかに風はないし、壁にかかった千羽鶴は揺れてもいないのに、風車だけが全てガラガラと音を立てて回っている。 「来てる証拠だよ。おそらく電話の現象を起こしてる奴がすぐ後ろにいる。」 R君はそう言うと

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  • コメント失礼します 3ページ、下から8行目の「足跡」は、「足音」でしょうか
    クロヤギ
  • 演出上手い!他の話も見たーい!!
    怖い話大好き過ぎて何かに取り付かれた人間
  • 上手!他の話はまだですか?笑
    びびり
  • 恐いですね、生霊は一番怖いですものね 無事でよかったです!
    さら
  • 北海道のモモンガさん、コメントありがとうございます! また上げるので、是非読んでほしいです! ただ名前のプロファイルの変更ってどういうことですか?( ;∀;) 分かれば是非するので、教えて下さい!!
  • 凄い体験されましたね。でもほんと読んでて怖かったです。 プロファイルの名前を変えて頂ければまたお邪魔できるのにな〜なんて思ったます(笑) またの投稿あればぜひ読みたいです( •̑‧̮•̑ )
    北海道のモモンガ
  • とくさん、ありがとうございます! シンプルでストレートな言葉なので、余計嬉しいです!!
  • 匿名さん、そうなんですよ!色々と話も聞けるので!! ただR君は別件で色々あって、今はもう会えないんですけどね(´・c_・`) その話も今度のせますね!!
  • とても上手。怖い。またお願いします!!!!
    とくさん
  • 菜々氏さん、ありがとうございますm(__)m 初めての投稿だったので、とても嬉しいです!
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