
長編
ゴボウサマ(コトリバコ関連?)
あ 2時間前
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、忘れたのか。こんな小さい子供たちに何かあったらえらいことだ」というような意味です。
帰ってからも
「ゴボウサマはヨソんゲドサレが持ってきたとよ、関わったらでーじゃ、ばーちゃんがワロんころにぁ、せっぺ死んだっと」
(ゴボウサマは何処かのならず者が持ってきた。関わったら大事になる。ばーちゃんが子供の頃には、沢山死んだんだよ)
と、気立ての優しい祖母が珍しく雑な言葉を使って関わらないようにと叱ってきたくらいなので、兎に角その家には近づいたら駄目なんだと幼心に刷り込まれました。
その件以来、大きな蔵のある家は全て門に頑丈な鍵がかけられ近付けない雰囲気になってしまいました。
大人になってからも蔵を見ると烈火のごとく怒られた記憶と『ゴボウサマ』という言葉を思い出すくらいには強烈な思い出です。
他所様に怒られるというのは記憶に残りやすい出来事かと思いますが、それを抜きにしても儀式めいたキツいお祓いだとかでトラウマになっているのかもしれません。
携帯の操作もままならない、ネットにも疎い中年がここにこうして書き込みさせて貰ったのは、『ゴボウサマ』の話をオカルト好きな友達にしてみたところ「洒落怖」に類似の話があると聞いたからです。
有名な「コトリバコ」と関わりのある話なのではないかと。
・複数の蔵
・「もう少しで終わるから」との言葉(持ち回りの周期?)
・お祓いで吐いた
・大勢が死んだという話(女子供とは言っていなかったが)
・その蔵の家の方が近くの神社の神事を数年置きに持ち回っていたこと(コトリバコの持ち回り周期と合わせて神事を請け負っていた?)
など、類似していたり近しいと思う事柄があるように思います。
随分と時間も経ったし蔵もなくなったので聞いてみたいのですが、祖母や当時の友達の祖父母で生きている人は現在いません。コトリバコがどの時代のものかは分かりませんが、皆大正〜昭和時代の方です。
方言からわかる方もいらっしゃるかもしれませんが、場所は九州の南の方です。
もしかしたら『ゴボウサマ』はコトリバコのうちの『ゴホウ』が訛って『ゴボウ』と呼ばれ始めたのではないか。
もしそうだったとしたら、一体どういうルートで何があって持ち込まれたものなのか。
あの平和で長閑な田舎の町に昔何があったのか。
今でも『ゴボウサマ』が何だったのか、定期的に思考を巡らせます。ですがきっと知らない方がいいのでしょう。知らなくていいことだった
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(7件)
- なるほど そのコトリバコ実物が存在した証があるのかな? 子供が沢山亡くなっただけじゃ証にはならんしたか
- わかりにくかったらすみませんm(_ _)mつばさ
- あともう一つ ハッカイ(八人の子ども)以上を作ろうとすると呪力が強すぎて、制作途中で、制作者も死んでしまうので”人間”には制作は不可能ですつばさ
- 一応、調べればわかることですが、私が知っている範囲で、お話します。コトリバコは、とある地域の、村に、とある人が入ってきて、◯そうとしたので(理由はあまり覚えていません、すみませんm(_ _)m)、その人が、武器として、コトリバコの作り方を教えたのことです。そして教える条件として、「最初に作った武器(コトリバコ)は自分に渡すこと」、「自分の命を助けること」という条件だったそうです。そして、その人に渡したのが、ハッカイ(これは現在行方不明らしいです)だったそうです、その後、効果を確認した村の人々が、次々と作り出し、おぼろ覚えですが、その後作られたのがイッポウ6つ、ニホウ2つ、ゴホウ5つ、チッポウ3つが、出来上がったそうです、ちなみに失敗したのもあったらしいので、◯された子供の数はわかりません。そして、その中のチッポウを、男の子が、持ち出し、家に持ち帰り、その男の子と、家にいた、女性が◯んだそうです。そして、とある人から聞いた、対処方法に従って処分することにしたらしいです。私が知っているのはここまでですつばさ
- コトリバコって朝鮮発生じゃなかったかな?それとゴホウだった気がする。まぁ訛っていった可能性はあるけどね。鴉
- 政さん、ななしこさん、日本には昔から恐ろしくて不思議な事実があるものですね… 呪詛ですか…人間の業の深さと念じる力の強さや恐ろしさに改めて驚愕します。K
- 私が知っている範囲です、ある村の人達の呪詛です。これは江戸時代の事ですが、自分達に関わるな、と言う意味もあり強い呪いが渦巻いた箱です。仰るようにコトリバコ→子取り箱、ですが、子供を箱に入れて作るそうです。子供の数が多いほど呪力も強く、呼び名も変わります。5人入れた箱はゴボウサマと呼ぶそうです。発祥地は㊙地方です。参考になればと思い書き込みしました。ななしこ