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長編

こっちじゃない

匿名 2日前
怖い 185
怖くない 152
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ある日の夜、変な時間に昼寝をしたせいで寝付きが悪く、YouTubeでトーク系の動画を聞き流しながら眠りにつこうとしていた。俺はどんな話だろうと眠くなるため、面白ろ半分に怖い話を選択した。その内容は、日本の現実世界にはない「駅」の話で、「きさらぎ駅」などが紹介されていた。なんでもこの世ではない世界の駅に迷い混んだとの話だったが、ふと俺の脳裏に過るものがあった。高校1年の頃の話である。 俺の通う高校はいわゆる進学校で、勉強や部活にも手を抜けない厳しい高校だったのだが、ある日連絡網に非日常の連絡が入った。(ここでは高校をA高校としておく) 「A高校において自殺」 自分の通う高校で自殺が起きた。それも学校のトイレでの自殺で、発見が下校した後の夜遅くだったという。自殺した生徒は2年生の吹奏楽部の女子生徒だった。しかし、俺は次の日に友達とその話をしても一向に現実味を感じなかった。自殺した女子生徒は、部活も学年も違うため関わりがなかったからである。そんなことがあり、自殺現場はあっという間に封印されてしまった。文字通り、壁で埋めてしまい入れなくなったが今でもその部分を叩くと空洞になっているため音が響くらしい。(俺はやらなかった。だって怖いもん。) それから2ヶ月くらいした頃だったと思う。自殺の事件も、関係のない俺にとって日常によっていつもの高校生活に置換されてしまい忘れ去られてしまった。その日までは… 俺はバドミントン部で、暗くなるまで練習をしているため校舎の中に残っている生徒はほとんどいなくなってしまう。校舎とは離れた体育館から外を通って部室まで行っていたが、その日はたまたま雨だったため校舎を通って部室まで行くことにした。この通路の他にも反対方向から向かう道もあるが、わざわざ遠い道を選ぶはずもなかった。遅い時間になると部室に繋がる渡り廊下の鍵が閉まっていることがあるため、5人くらいで「空いてなかったらじゃんけんして鍵を取りに行こう」などと話していた。校舎に入り突き当たりが渡り廊下の入り口なのだが、校舎に入ったところで俺たちは女子生徒がまっすぐ渡り廊下に行くところを目撃する。それを見て、「おお良かった!空いてるじゃん!ラッキー!」と気分が上がった俺たちは走って渡り廊下に出た。すると、渡り廊下の出口にも扉があり、そこも鍵がないといけないが、さきほどの女子生徒がちょうど出ていくところだった。女子生徒が扉を出てその

後日談:

  • たまたま見たYouTubeのきさらぎ駅の話を機に、「あ、俺もそういう経験あるわ!」と数年越しに思い出しました。それにしても、100%実話が私の経験上に存在するとなると、今さらながら興奮しますね!それに、あのときのおばあさんに世話をした覚えもないので、きっと祖父や同じ名字の親戚が良いことをしたのかもしれませんね。良いことはしておくものですね。 追伸 それ以来、特段霊を見たり感じたりということはありません。怖い話を子守唄に聞いて寝られるほどですから笑 それはさておき、2021年5月に母校に教育実習に行くことになりました。もう一度現場のトイレや部室を確認してこようと思います。そして、帰りの電車では今度は目を開けて見てみることにしましょう。

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  • たくさんの人に読んでもらいありがとうございます。是非、感想も頂けるとありがたいです。
    小荒井雨
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