
長編
謎の侵入者
匿名 3日前
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体何のつもりって?正体を明かすんだよ。」
マスクが外れ、その顔を見るなり俺は絶句した。
何故なら、あの忌々しい殺人犯の正体は
紛れもなくあの瑠美さんだったのだ!
俺「る、瑠美さん!?」
瑠美「ええ、そうよ。瑠美よ。」
俺「瑠美さん何でこんな事を!クラスの皆んなを、校長先生を、そして、彰人を殺したんだ!」
瑠美「何故こんな事って?そんなの簡単よ。因みに彰人くんなら殺してないわよ」
俺は思わず耳を疑った。
俺「何が簡単だ!俺はあのカッコよくて
可愛い瑠美さんが好きだったのに!失望したよ!」
瑠美「まあ話は最後まで聞きなさい。
確かに私は彰人くん以外は殺してしまった
のは間違いないわ。今から私が何故こんな事をしたのか言うからよく聞きなさい。」
すると瑠美さんが話す。
瑠美「私も実は、悠くんの事がとっても
とっても好きなの。」
俺「え?」
まさかあの瑠美さんも俺に恋心を抱いていたというのか?
瑠美「でもね。そんな私の気持ちを知る事なく貴方はいつも彰人くんとその他の友達とつるんでいた。」
俺「そんな!だからってこんな事・・・」
瑠美「うるさい!今まで私はずっと貴方の事しか見ていなかったし、考えていたのに・・・なのに、なのに、何で・・・?」
俺「瑠美さん・・・」
瑠美さんは急にブツブツと何かを呟いていた。
瑠美「・・・・・・から」
俺「え?」
瑠美「最初からこうしてれば良かったのね。」
瑠美さんが口角をニヤリと曲げる。
瑠美「この世界には私と悠くんさえいればいいのよ。」
俺「瑠美さん。何言ってんだよ!」
瑠美「私結構頑張ったのよ?貴方に認められてもらおうと私、殺陣術を習得したの!」
俺「?」
瑠美「私のナイフ術、驚いたでしょ?全て貴方の為に頑張ったんだから♡」
俺「一体何故?」
瑠美「何回も似たような事言わせてないで。悠くんにすり寄ってくる穢らわしい糞共を見ていると、悠くんまでも穢れているように思えちゃうの!」
瑠美「悠くんは私だけでいいの。私だけが悠くんに触れていいの。悠くんの事誰にも渡さないわ!キャハハハハ!!!!!」
彼女のまるで悪魔のような笑い声が保健室内、いや、廊下中に響き渡る!
俺「あ、あぁ・・・」
瑠美「さあ悠くん、一つになりましょ?」
そう言うと瑠美さんは俺を押し倒す。
瑠美「はあぁん!ずっとこうしてたかった♡」
瑠美さんは倒れた俺の腹部に
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- なかなかおもしろいつくり話でしたあー