
長編
謎の侵入者
匿名 2023年1月9日
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ではないかと思い、その罪悪感からか
嗚咽をあげる程泣きじゃくっていた。
その間クラスメイトは俺を抱きしめてくれた。
どれくらい泣いたのだろう。
俺はどうやらあの後眠っていたようだ。
まだ眠たいであろう体を起こし、辺りを見渡す。
クラスメイトがいない。
きっと彰人の救援に向かったのだろう。
俺「彰人、お前の気持ちに気付いてやれなくてごめんよ。」
あれだけ泣きじゃくったにも関わらず俺の目からまた涙が溢れる。
すると、
コツコツ・・・コツコツ・・・
何やら足跡が聞こえてきたのだ。
(彰人?彰人か?)
友人が帰ってきたのかと俺は期待を膨らませいた。
だが俺はある一つの疑問を抱く。
(いや待てよ。俺が保健室にいる事は
彰人に知らされてない筈だ。ひょっとして長年の勘ってやつか?)
などと考えている最中、
コツコツ・・・コツコツ・・・コツコツ
音が止んだのだ。
(え?)
足音の主は保健室前で止まった様だ。
(そういや彰人のやつ、そんなに足音を大きく鳴らす様な歩き方はしなかった。
てことはまさか!)
俺は咄嗟にベットの下へ隠れる!
と同時に保健室のドアから
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャと消魂しくなり始めた!
(うおっ!)
俺は思わず悲鳴を出してしまいそうになったがなんとか堪えた。
そう堪えている際も扉はガチャガチャと鳴っている。
(そうか!クラスメートが扉を閉めて行ってくれたお陰だ!)
すると、ピタッと音が鳴り止んだのだ!
(え?急に鳴り止んだ?)
もう諦めがついたのだろうと考えていた。そんな時の事だった。
カチャカチャ
(!?)
今度はとても小さな音が聞こえてきた。
それは、まるで家の鍵を鍵穴に入れて回しているあの音にとてもよく似ていたのだ!
(う!ヤバい!)
そんな事とは無情にもすぐに扉が開いてしまう。
とは言っても俺はベットの下にいた。
すると開いた扉の前にはあの人殺しの
侵入者がいた。
(え?何で奴が此処に?)
俺はもう訳が分からない気持ちで押し潰されそうだった。
そう押し潰されそうになっている俺とは
真逆のアイツは保健室に入ってきた。
コツコツ・・・コツコツ・・・
この靴音は間違
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- なかなかおもしろいつくり話でしたあー